2015年7月22日の東京株式市場は小幅で7日ぶりに反落しました。
終値は前営業日比248円30銭(1.19%)安の2万0593円67銭でした。
前日まで6営業日続伸して、1060円(5%以上)上昇していたことや
欧米株式市場がさえないこと、為替市場で円高が進んだことなどから
幅のある調整に入りました。
出るべき動きが出て、調整に入っただけなので、悲観的になる
要素はみあたらない動きでした。
前日の米高市場は大きく反落になりました。
ダウ 30種平均は反落
前営業日比181ドル12セント(1.0%)安の1万7919ドル29セント、
ナスダック市場も反落して
前営業日比10.739ポイント(0.2%)安の5208.120で取引を終えました。
四半期決算発表が続く中、
ユナイテッド・テクノロジーズやIBMの業績発表で大きく下げ、
ダウ全体の下げにも大きく貢献しました。
取引後に発表されたアップルの業績は増収増益になったものの
iPhoneの減速が投資家心理を冷やし、時間外取引で大きく下げました。
日本市場は決算発表シーズンを迎えることで、
ニュース関連で敏感に動く相場になりつつあります。
前日まで1,000円以上6日続伸したことで、利益確定はいつでも出てくることが
想定されていた雰囲気に、
大きく調整した欧米市場の影響で幅のある調整を強いられました。
また、アップルのiPhoneが市場予想を下回る実績になったことで、
アップル関連と区分される精密部品メーカーの銘柄が
総じて軟調な動きになることで下げ幅を拡大させました。
大きく下げたものの、1,000円を超える連勝の上昇幅を考えると、
出ていいたイミングで現れた利益確定の範囲内での動きなので
素直に流れにそって行動すればいいでしょう。
日本市場においても業績発表が本格化してくるので、
発表予定されている日が近づくと波乱要因が大きくなるので、
サプライズを過ぎてから投資に挑むのも有効な戦略でしょう。
■各市場の動き
日経平均(円20,593.67 -248.30 -1.19%
NYダウ(ドル):17,919.29 -181.12 -1.00%
ドル(円): 123.73-76 -0.65円高 -0.52%
ユーロ(円): 135.35-40 +0.68円安 +0.50