2015年8月5日の東京株式市場は3日ぶりに反発しました。
終値は前営業日比93円70銭(0.46%)高の2万0614円06銭でした。
米国市場が続落して、売りが先行ましたが、
為替市場で円安が進むことで、輸出関連の主要銘柄を始め、
幅広い銘柄に買いが広がり、上昇ました。
直近の持ち合い圏を抜け出すことで、明日も上昇して
トレンドが転換するかがポイントになります。
前営業日の米高市場は 続落になりました。
ダウ 30種平均は4日続落して
前営業日比47ドル51セント(0.3%)安の1万7550ドル69セント、
ナスダック市場も3日続落して
前営業日比9.836ポイント(0.2%)安の5105.546で取引を終えました。
アトランタ連銀の総裁が、米国の 利上げ開始が
近いとの認識を示した結果、利上げに関する警戒感が広がり、
売りが優勢になりました。
ダウへ影響力の大きいアップルの株が5日続落したことも
市場全体の重荷となり、指数は押し下げられました。
日本市場は米国市場の続落を受け売りが先行して始まりましたが、
米国の利上げが意識される→日米の金利差が意識される→
金利が高いドルに買いが進む、流れで円安が進み
すぐにプラス圏に転じました。
後場に入ると上げ幅が 200円近くになる場面もありましたが、
その後は金曜日の米国雇用統計結果や、6~7日の日銀の金融政策決定会合を
見極めたい様子見ムードが広がることで、利益確定の売りが膨らみ
上げ幅縮小させながら引けました。
テクニカル的には上ひげを持つ、中くらいの陽線を形成、
25日線を離れて、直近1週間で作られていた持ち合いから
高値を抜けてくることで、次のトレンドを意識させています。
今週までは持ち合いが続くと考えておりましたが、
早い調整で終わり上に向いて動きだしました。
明日も今日の高値をぬけて上昇することで上昇トレンドへの復帰と判断できることが
確認ポイントになります。
東証1部の売買代金は概算で3兆1905億円、
売買高は25億8408万株で少し活発になりました。
東証1部の値上がり銘柄数は1072、
値下がりは687、変わらずは130でした。
■各市場の動き
日経平均(円):20,614.06 +93.70 +0.46%
NYダウ(ドル):17,550.69 -47.51 -0.27%
ドル(円):124.37-40 +0.52円安 +0.42%
ユーロ(円):135.08-12 -0.81円高 -0.60%