2015年8月17日の東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比100円81銭(0.49%)高の2万0620円26銭でした。
前週末の米国株式市場の好調な動きを受けて、
人民元の 切り下げによるショックが 一服したと受け止められたこと、
マイナスが予想されていた4~6月期の国内総生産(GDP)速報値が
市場予想より小さいマイナス幅だったことが、
投資家心理が改善しました。
前営業日の米高市場は反発する動きになりました。
小幅の反発と反落になりました。
ダウ 30種平均は小幅の反発で
前営業日比69ドル15セント(0.4%)高の1万7477ドル40セント、
ナスダック市場も反落して
前営業日比14.677ポイント(0.3%)高の5048.235で取引を終えました。
7月の卸売物価指数(PPI)が前月比で上昇するなど
好調な経済指標が発表されたことや
中国の人民元の 切り下げによるショックが 一服したと受け止められ
投資家の心理が改善しました。
日本市場は好調な米国市場の流れ引き継ぎ、
上昇してはじめて、150円の上昇幅を見せる場面もありました。
市場予想よりマイナス幅は少なかったもののGDPの減速懸念が浮上すると同時に、
19日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨などのイベントを控えて
上昇幅が縮小され、取引は様子見ムードが強くなりました。
上昇はしたものの、8/12から続く持ち合いの中に収まる
持ち合い相場が続いている中、
今週も材料に欠けることで、高値を切り上げながら
上昇する相場になるには厳しい環境です。
持ち合いが続くので、自分が決めたポイントに到達しないと
慌てて買ったり、売るなどの無駄な行動はしなくていいのではないでしょうか。
東証1部の売買代金は概算で1兆9480億円(速報ベース)で、
4カ月ぶりの低さで2兆円を下回りました。
東証1部の売買高は17億882万株、
東証1部の値上がり銘柄数は1289、
値下がり銘柄数は492、変わらずは109でした。
■各市場の動き
日経平均(円):20,620.26 +100.81 +0.49%
NYダウ(ドル):17,477.40 +69.15 +0.40%
ドル(円):124.55-56 +0.22円安 +0.18%
ユーロ(円):137.88-90 -0.47円高 -0.34%