2015年8月19日の東京株式市場は大幅に続落しました。
終値は前営業日比331円84銭(1.61%)安の2万0222円63銭でした。
前日の欧米株安を引き継ぎ売りが先行して始まり、
上海株式相場が連日で大幅安を記録していることが
重荷になり投資家心理が冷え込みました。
およそ1カ月ぶりの安値を記録して、持ち合いから下に抜けてしまったので、
買いは資金を引き上げ、状況がよくなるまで温存しておくのも有効な戦略です。
上海市場の連日の大幅安で、欧米市場にも売りが広がりました。
前営業日の米高市場は反落しました。
ダウ 30種平均は小幅の続伸で
前営業日比33ドル84セント(0.2%)安の1万7511ドル34セント、
ナスダック市場も反落して
前営業日比32.352ポイント(0.6%)安の5059.347で取引を終えました。
前日も6%台の大幅な下落など連日で安値を更新する上海の動きや
小売のウォルマート・ストアーズなどの決算結果が減益になるなど
投資家心理を冷やす材料だけが市場に残り、
全体を押し下げました。
日本市場は欧州市場の動きを引きつぎ、
幅広い銘柄で売りが先行して小幅安始まりました。
10時半を過ぎて、上海市場が再び軟調な動きになることが伝わることで、
下げ幅を拡大、午後に入ると下げが加速する上海市場の動きを引き継ぎ、
大幅安になりました。
国内の要因になっていた2015年4~6月期の決算発表も出揃うことで、
明確な上昇材料に欠ける中、日経市場はさえない動きが続いています。
前日まで伝えたとおり、ファンダメンタル的には好調な業績拡大を続ける
日本経済に対しては短期間の調整を経て、中・長期的な上昇目線維持で
問題ないと思います。
東証1部の売買代金は概算で2兆4254億円で、
少し商いは増えてきました。
売買高は20億9975万株、東証1部の値下がり銘柄数は 1652、
値上がりは169、変わらずは69でした。
■各市場の動き
日経平均(円):20,222.63 -331.84 -1.61%
NYダウ(ドル):17,511.34 -33.84 -0.19%
ドル(円):124.30-34 +0.06円安 +0.05%
ユーロ(円):137.38-42 -0.37円高 -0.27%