2015年9月3日の
東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比86円99銭(0.48%)高の1万8182円39銭でした。
前日に欧米市場が大きく反発したことに加え、
中国市場が休場になって買い安心感が広がったことで上げましたが、
引けにかけては短期売買に終始する動きで利益確定が出ることにより
上げ幅を縮小しました。
日本株はダブルボトムを作りながら底値圏を抜け出す動きになりましたが、
まだ乱高下はしばらく続くと見られます。
前日の米国市場は大幅な 反発になりました。
ダウ工業株30種平均は反発して、
前営業日比293ドル03セント(1.8%)高の1万6351ドル38セント、
ナスダック総合株価指数も反発して、
前営業日比113.874(2.46%)高の4,749.979で取引を終えました。
中国株安の影響が弱まり、欧米市場が上昇したことに加え
(ドイツ株はDAX32ポイント高の10048 、
ロンドン株は24.77ポイント高で終了 )
戻りの上昇を期待する買いが入って大きく上昇しました。
大きく反発はしたもののまだ不安定な値動きの中にあり、
本格的な上昇モードに戻ったとは言えない状況が続いています。
日本市場は前日に 欧米市場が反発した動きを受け、
買いが先行して264円と全面高でスタートしました。
スタート直後は下げる動きが続いた後、
後場寄り付き後は本日の高値をつけた後、
一貫して下げるなど、上昇はしたものの、やはり上値を押さえられる
すっきりしない動きが続きました。
テクニカル的にみるとダブロボトムをほぼ完成した形で
前日の高値を少しだけ切り上げながら、戻りへの期待感が高まりました。
しかしまだ勇断できるような状況とはいえません。
ファンダメンタル分析上、日本の企業業績から考えると
ずいぶん割安なレベルにきているのは間違いなく、
ここは買い場という判断には間違いありません。
しかし、短期的な動きとしては、外部要因がまだまだ落ち着いてない状況なので
乱高下要因は残ったままです。
当分の戦略は「主力株を割安なレベルで買って、
少しの波乱要因には動じずに構える」ことが有効でしょう。
波乱時には主力株に先に買いが集まるのは本日のトヨタなどの動きをみればわかります。
東証1部の売買代金は概算で2兆3717億円、
売買高は22億2237万株でした。
商いは少し減ってきています。
東証1部の値上がり銘柄数は963、
値下がりは822、変わらずは110銘柄でした。
■各市場の動き
日経平均(円):18,182.39 +86.99 +0.48%
NYダウ(ドル):16,351.38 +293.03 +1.82%
ドル(円):120.33-36 +0.28円安 +0.23%
ユーロ(円):135.20-22 +0.05円安 +0.04%