2015年9月7日の東京株式市場は小幅に反発しました。
終値は前営業日比68円31銭(0.38%)高の1万7860円47銭でした。
先週末のに欧米市場が冴えない動きになったこと、
為替市場が円高方向になったことなどを引き継ぎ、
大きく下げて始まりましたが、上昇に転じてから上げ下げを繰り返す
方向感のない展開になりました。
今週は前半持ち合いになった後、後半から上昇に転じていく動きになると予想しています。
先週は大きくさげて2番底を作った日経、
今週のスタートも軟調なスタートになりました。
先週末の米国市場が軟調な動きになったことや
欧米市場も冴えない動きになりました。
ダウ工業株30種平均は大幅に反落して、
前営業日比272ドル38セント(1.7%)安の1万6102ドル38セント、
ナスダック総合株価指数は続落して、
前営業日比49.578ポイント(1.0%)安の4683.919で取引を終えました。
世界的に続いている株安の動きを受け、投資家心理が引けこむ中、
週末要因でポジションを手仕舞う動きも加わり大きく下げました。
市場の注目を集めていた8月の雇用統計は
非農業部門の雇用者数が前月比17万3000人増と
市場予想(22万人程度の増加)を大きく下回りました。
日本市場は軟調な欧米市場の好調な動きを受けて、
売りが先行して118円安くスタートしました。
下げ幅を拡大する姿はあまりみられなかったものの、
プラス圏に浮上しては下げるなど、
先週末の終値を挟んで、方向感のない展開が続きました。
大きくあげてないないものの、好調な企業業績を背景に
このごろの日経は下値で少しずつ買いがは入ってくることで支えられるのが特徴です。
本日の安値では先週末の安値を上回り、2番底が最も深い
トリプルボトムを形成する可能性が高くなりました。
上海市場はじゃっかん落ち着く様子を見せるなか、
指標は売られ過ぎを示しているので、
一回戻りを試す動きが週後半から始まるのではないかと考えます。
ここからのシナリオーは一回戻す際の抵抗になるのが
空を開けてきて下げたきた際の高値で、8/24と8/28で形成される
ネックラインの1万9,190-9,200円付近が次の抵抗になりそうです。
もう一度反落してからは安値を切り上げ、
再度ネックライン越えにいく動きになりやすいでしょう。
形は下げ継続の状態なので、実際に空売りで保有している銘柄が
利益になっている状況です。
ここからしばらくの反転をしっかり観察してみましょうか。
反転はちかづいているので、空売りは利益確定の買い戻しを準備する時間帯です。
東証1部の売買代金は概算で2兆3548億円、
前週減少して買い手不在の様子が伺えます。
売買高は23億8381万株、東証1部の値上がり銘柄数は724、
値下がりは1060、変わらずは112でした。
■各市場の動き
日経平均(円):17,860.47 +68.31 +0.38%
NYダウ(ドル):16,102.38 -272.38 -1.66%
ドル(円):119.35-38 +0.13円安 +0.11%
ユーロ(円):133.22-26 +0.36円安 +0.27%