2015年10月13日の東京株式市場は反落しました。
終値は前営業日比203円93銭(1.11%)安の1万8234円74銭でした。
先週末の上げ幅を打ち消すような動きになりました。
下げたというよりは、持ち合いになり、方向感がない動きです。
利益確定とこの価格台で戻りを待っていた投資家の売りが出たので、
こちらを抜け出すまでには、少し力が必要になってきます。
10月中旬になってきたので、そろそろ7-9月の四半期決算が意識されるので
様子見ムードも広がりやすくなっています。
前営業日の米国市場は7日に渡る続伸になりました。
ダウ工業株30種平均は7日続伸して、
前営業日比47ドル37セント(0.3%)高の1万7131ドル86セント、
ナスダック総合株価指数も4日続伸して、
前営業日比8.173ポイント(0.2%)高の4838.643で取引を終えました。
ダウは戻りから、「上昇」トレンドへの転換が色濃くなり、
2014年12月 以来およそ9カ月ぶり7日続伸になりました。
一方、テクニカル的にはボリンジャーバンドの2σ外から中に始値が入ったことで、
一服感がでてきました。
利益確定の動きが出やすい雰囲気なので、米国市場の取引を行う方は
念頭に入れてください。
日本市場は明確な材料があって上げ下げするよりは、
流れに沿って心理的な動きを継続しているとみられます。
朝方は100円付近の下げ幅で始まり、上昇要因になる要因は見当たらず、
利益確定と様子見が続き下げ幅を拡大、203円93銭の下げ幅で
本日の取引を終えました。
底入れから6日続伸、その後の一服再び上昇など、
力強い相場の動きは一服感が出ており、
直近高値付近で作られた持ち合いで、
横ばいの動きを続けています。
テクニカル的にみると上か下、
どちらにも抜け出すことができる形になっていますが、
一回くらいは下に抜けても次の上昇のためによいエネルギー貯めができると
判断できます。下に抜ける場合の目安は25日移動平均線と一目均衡表の基準線が位置する
1万7,970円から1万7,830円のレンジです。
ここで支持され上に抜けてくると値動きは軽くなりそうです。
今週から銘柄を選定する際に注意することは
計画を立てる銘柄の決算発表日をチェックすることです。
発表日が近いところで買う場合、余計なニュースで出てくる動きに
巻き込まれる可能性があるので、そのタイミングを過ぎてから
真のトレンドで勝負するのがよいでしょう。
東証1部の売買代金は2兆4044億円、
売買高は21億1524万株でした。中々商いが増えないのが懸念材料ですね。
東証1部の値下がり銘柄数は933、値上がりは845、変わらずは122でした。
■各市場の動き
日経平均:18,234.74 -203.93 -1.11%
NYダウ(ドル):17,131.86 +47.37 +0.28%
ドル(円):119.75-78 -0.36円高 -0.30%
ユーロ(円):136.44-48 +0.28円安 +0.21%