2015年11月02日の東京株式市場は4営業日ぶりに反落しました。
終値は前営業日比399円86銭(2.10%)安の1万8683円24銭でした。
週末の米国株式市場がさえない動きになったことに加え、
中国のPMI指数が50を上回るなど外部環境が悪化しました。
また、先週末の続伸で1万9,000円台に乗せてきたことも
当面の利益を確定する売りを誘いやすい雰囲気でした。
前営業日の米国市場は続落になりました。
ダウ工業株30種平均は続落して、
前営業日比92ドル26セント(0.5%)安の1万7663ドル54セント、
ナスダック総合株価指数も続落して、
前営業日比20.526ポイント(0.4%)安の5053.748で取引を終えました。
目立つ材料がない中、日本市場同様、米国市場も
3ヶ月ぶりの高値に乗せてきたことで、
利益確定が優先されました。
日本市場は米国市場の軟調な動きを引き継ぐ上に、
1万9,000円台に乗せてきた先週末の動きで利益確定がしやすいこと、
明日が休日であることにプラス、4日は郵政3社の同時上場があるなど
様子見ムードが出やすい雰囲気で大幅に反落しました。
先週の安値ラインを割り込むテクニカル的な目線からすると、
ギャップを埋めて次のジャンプを準備するといってもおかしくない動きです。
今週の動きとしては営業日が1日少ないことから
一進一退を繰り返しますが、安値は切り上げる緩やかな上昇を続けるとみています。
ポジションを持った銘柄に関しては、短期の動きに惑わされず、
決めたポイントでしっかり取引を行うようにしましょう。
つまり決めてないポイントで焦って動く必要はありません。
最近一番多い質問は何と言っても日本郵政に関する質問です。
「買いですか」という質問への答えですが、
やはり自分の状況と投資スタイルにかかっていることです。
短期のテクニカルを中心にするなら、上昇始めの値動きに合わせて利益をとればいいこと、
長期的に考える場合は、NTT、JRなどの事例を参考にしながら
5年、10年のスパーンで投資すべきでしょう。
■各市場の動き
日経平均:18,683.24 -399.86 -2.10%
NYダウ(ドル):17,663.54 -92.26 -0.52%
ドル(円):120.40-42 -0.33円高 -0.27%
ユーロ(円):132.77-80 +0.13円安 +0.10