2015年11月05日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比189円50銭(1.0%)高の1万9116円41銭でした。
為替市場で引き続き 円安が進んだこと 、
日本郵政グループ3社の順調な動きをみて投資家心理が改善して、
出来高を伴う強いモメンタムで上昇気流に乗っています。
トヨタ自動車の最高益発表など、企業業績の堅調さも先高感に
追い風となっています。当分は強気になって買ってみてください。
(なんでもではありませんよ、ちゃんと選んでください)
前営業日の米国市場は小幅反落になりました。
ダウ工業株30種平均は反落して、
前営業日比50ドル57セント(0.3%)安の1万7867ドル58セント、
ナスダック総合株価指数も反落して、
前営業日比2.647ポイント(0.1%)安の5142.479で取引を終えました。
前日まで250ドル強上げることで
3カ月半ぶりの高値を付けていたので利益確定売りが出やすい雰囲気であることに加え、
FRBのイエレン議長が 「今後入手する情報が経済見通しを支持すれば、
12月は決断するのに十分な可能性をもつ」などと発言し、利上げを暗示することで
投資家心理を冷やしました。
日本市場は為替市場で円安が進んだこと、
日本郵政グループ3社の株価が順調に動き投資家心理が改善したこと、
上海などアジア株が堅調に動いたことなど、
外部環境の改善と内部のモメンタムがついた望ましい動きで上昇してきました。
8月28日以来、ほぼ2カ月ぶりの高値水準につけてきました。
テクニカル的にも75日線を越える陽線をつくることで、
相場の雰囲気は上向きになったことを明らかに表しています。
しかし、10月30日に作られた大きい陽線を抜け出し切れず、
まだ持ち合いの中にあるので、明日は週末ということもあり、
利益確定の動きも出やすいということを念頭に入れておきましょう。
75日線を挟んでの攻防からぬけだすところでは買いが入りやすいので、
調整を一回挟んだ後は積極的に買い向かいましょう。
もちろん、ロスカットの設定は絶対です。
東証1部の売買代金は3兆411億円、売買高は24億5389万株で、
昨日に引き続き本日も3兆円越えでした。
東証1部の値上がり銘柄数は1232、
値下がりは573、変わらずは105でした。
■各市場の動き
日経平均:19,116.41 +189.50 +1.00%
NYダウ(ドル):17,867.58 -50.57 -0.28%
ドル(円):121.88-90 +0.78円安 +0.64%
ユーロ(円):132.64-66 +0.17円安 +0.13%