2015年11月25日の東京株式市場は小幅に6日ぶりに反落しました。
終値は前営業日比77円31銭(0.39%)安の1万9847円58銭でした。
米国市場は中東地域の地政学リスク拡大を背景に上昇しましたが、
日本市場には明確な材料にはならず、
次の飛躍を準備するための一歩下がりになりました。
年末にかけて2万円突破には問題ない雰囲気ですので、
上げ相場の継続という見方を維持していきます。
前営業日の米国市場は小幅の反発になりました。
ダウ工業株30種平均は小幅の反発、
前営業日比19ドル51セント(0.1%)高の1万7812ドル19セント、
ナスダック総合株価指数も小幅な反発で、
前営業日比0.330ポイント(0.0%)高の5102.808で取引を終えました。
地政学リスクの高まりで原油先物相場が上昇、
エクソンモービル、シェブロンなど石油関連株が買われ
相場を上昇へと支えました。
地政学リスクとはトルコ軍が シリア国境付近の領空を侵犯した
ロシア軍機を撃墜したことです。
原油先物相場が上昇とはこのニュースを受け、中東情勢に対する懸念が拡大、
中東情勢が険しくなると原油の生産に影響が出る
→それにより原油が値上がりするかも、
だから先物を買っておこうか?という連想です。
日本市場は2万円を目前に明確な材料が足りない中、
朝方は売りが先行して、100円を超える下げ幅を演出する場面もありました。
その後は下げ渋り前日の終値を挟んでの動きが続きました。
テクニカル的な形は前日の動きより明確な下落の形、
しかし、終値でまだボリンジャーバンドの1σを割って入ってきてないことから、
ここから切り返していく可能性も残っています。
12月相場を目前にして、気持ちよくあげるなら、
後2-3日ほどの調整がモメンタムは付きやすい雰囲気です。
12月は秒読みとされているアメリカの利上げが
もっとも注目される材料ですが、
世界の市場ではそれを見据えての動きをしてきたので、
いざ発表されてからは折り込み済みとして限定的な影響に
止まる可能性もあります。
難しいことをあれこれ言ってきましたが、
要するにまだ大きなトレンド変化の兆しは出てないので、
保有している銘柄は利益の拡大に集中しようということです。
■各市場の動き
日経平均:19,847.58 -77.31 -0.39%
NYダウ(ドル):17,812.19 +19.51 +0.11%
ドル(円):122.42-44 -0.23円高 -0.19%
ユーロ(円):130.45-48 -0.03円高 -0.02%