2015年12月10日の東京株式市場は3日続落しました。
終値は前営業日比254円52銭(1.32%)安の1万9046円55銭でした。
欧米市場が総じて安くなる中、本日も明確な上げの材料は見当たりませんでした。
為替市場では急速に円高が進み、下げ幅を拡大する要因となりました。
3日連続大きく空を開けながら下落しましたが、
売られ過ぎのサインは出ています。
明日はもう一度売られてから値を戻して引ける可能性があります。
前営業日の米国市場は3日続落しました。
ダウ工業株30種平均は続落して、
前営業日比75ドル70セント(0.4%)安の1万7492ドル30セント、
ナスダック総合株価指数も大幅に3日続落して、
前営業日比75.378ポイント(1.5%)安の5022.865で取引を終えました。
欧州市場が 軟調な動きで下げ、
(ドイツ株のDAX81ポイント安の10592 、
ロンドン株は小幅続の8.54ポイント安で終了)
直近の下げ過ぎで戻す展開がありましたが、
原油市場が再び下落に転じ米国市場も下げに転じました。
日本市場は欧米市場が総じて下落し、前日に引き続き、
明確な材料がない中で、為替市場が急速に円高に振れることで(121円台まで進む)
全面安の状態で始まりました。
前日より200円以上下げて始まりましたが、
上値を試す展開は見られず、下値をずるずると切り下げていきました。
投資家心理は継続する大幅な下げで冷え込んでいる状態、
FOMCまでには様子見を決め込んだ投資家の行動を反映して、
低調な商いと材料によって上下する不安定な相場が続く可能性が高いです。
テクニカル的には3空と呼ばれる現象が出現、
ボリンジャーバンドの下辺である-2σを飛び出して、
売られ過ぎのサインを出しています。
しかし、売られ過ぎのサインだけで上げていくにはエネルギーが不足しているので、
明日も一旦は下げて始まり、来週を見込んでの買いが入るのではないかと
考えています。保有している多くの銘柄は利益確定のポイントに到達したので、
しっかり確保しながら次のチャンスを待ってから買って行きましょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆1913億円、
売買高は18億6561万株で低調な商いが継続しています。
東証1部の値下がり銘柄数は1617、
値上がりは232、変わらずは74でした。
■各市場の動き
日経平均:19,046.55 -254.52 -1.32%
NYダウ(ドル):17,492.30 -75.70 -0.43%
ドル(円):121.59-62 -1.12円高 -0.91%
ユーロ(円):133.74-76 -0.20円高 -0.15%