2015年12月11日日経概況の東京株式市場は4日ぶりに反発しました。
終値は前営業日比183円93銭(0.97%)高の1万9230円48銭でした。
米国市場が反発し、為替相場では円高が一服し、
円安方向に振れたことで投資家心理が改善しました。
前日まで3日に渡り650円以上振り込まれたことも、
自律反発のポイントになりました。
前日は「3日連続大きく空を開けながら下落しましたが、
売られ過ぎのサインは出ています。
明日はもう一度売られてから値を戻して引ける可能性があります。」と解説しましたが、
一旦その形になりました。
来週から継続して反転していくかは月曜日に高値を切り上げていくか、
見極める必要があります。
前営業日の米国市場は4日ぶりに反発しました。
ダウ工業株30種平均は反発して、
前営業日比82ドル45セント(0.5%)高の1万7574ドル75セント、
ナスダック総合株価指数も4日ぶりに 反発して、
前営業日比22.307ポイント(0.4%)高の5045.172で取引を終えました。
欧州市場は方向感に欠け、まちまちな動きになりましたが、
(ドイツ株のDAXは6ポイント高の10598 、
ロンドン株は続落38.63ポイント安で終了 )
売られ過ぎのサインが強く出ていた資源関連銘柄に
買いが集まり相場をけん引しました。
日本市場は米国市場が4日ぶりに反発しましたが、
小幅に続落してスタートしました。
続落のスタートを切った後は、円高傾向が一服し、円安に振れたこと
3日感空を開けながら650円以上を下げて自律反発のタイミングに
きているとの見方が強く、相場を引っ張りました。
終わって見ると、大きな陽線を形成しながら
ボリンジャーバンドの2σの中に戻ってきました。
ここから戻りを試すと最初の抵抗が一回割り込んでしまった25日移動平均線、
次は2万円が抵抗として働くというのが目安です。
結局来週以降は2万円と12/10の安値の間をレンジとして
上下に動きながら、2万円の上抜きを目指す動きになりそうです。
いずれにしても下落幅もあることから、時間はかかりそうなので
来年の春高相場に備えてじっくり構えて行きましょう。
今週は終わってみると、形的にも先週のローソクを切り下げる下落、
26週、52週移動平均線に挟まれて迷いのサインを出しています。
来週は52週線が支えになって反発する動きを期待しながら
今週の取り組みは終わりにします。
今週もお疲れ様でした。
元気いっぱい忘年会を楽しんで、疲れた胃を解いてから再会しましょう。
良い週末を!
■各市場の動き
日経平均:19,230.48 +183.93 +0.97%
NYダウ(ドル):17,574.75 +82.45 +0.47%
ドル(円):122.01-10 +0.26円安 +0.21%
ユーロ(円):133.51-58 -0.37円高 -0.28%