2015年12月16日の東京株式市場は続落しました。
終値は前営業日比484円01銭(2.61%)高の1万9049円91銭でした。
今年4番目の上昇幅を見せながら大きく巻き返し、
1万9,000円台を回復してきました。
ただ、まだFOMCの結果を見極めたい雰囲気が優勢の中、
直近の厳しい値下がりに対する自立反発の性格が強く、
トレンドが変わったと判断するには早い感じがする動きです。
前営業日の米国市場は続伸になりました。
ダウ工業株30種平均は続伸して、
前営業日比156ドル41セント(0.9%)高の1万7524ドル91セント、
ナスダック総合株価指数も続伸して、
前営業日比43.129ポイント(0.9%)高の4995.357で取引を終えました。
明確な上昇の材料は見当たりませんでしたが、
欧州が大きくあげて終了したこと、
(ドイツ株のDAXは311ポイント高の10450 、
ロンドン株は反発して143.73ポイント高で終了)
原油先物相場の下げ止まり、大幅に上昇したことを受け
投資家心理が改善し、幅のある上昇になりました。
日本市場は原油市場の下げ止まりや、米国市場の上昇を引き継ぎ、
大きく上昇して始まりました。
明確な上昇銘柄があって本格的にあげるというよりは
FOMCの結果を見極めたい雰囲気が優勢の中、
直近の厳しい値下がりに対する自立反発の性格が強いと言えます。
明日再び下げる場合は、先週から続いている
「乱高下」の一つに過ぎなかったとなる可能性もあります。
1日の動きで急いで判断して行動するよりは、
明日もう1 日の動きを観察してから積極的になっても良いかと判断しています。
テクニカル的は25日線に支えられて、トレンドを切り返した形になりました。
ボリンジャーバンドの-2σから一気にバンドの中に戻ってきました。
フィボナッチ分析で50%まで押されて反転したことになっています。
明日も今日の高値を抜けてくると、トレンドが綺麗に転換したと判断できます。
FOMCの結果と組み合わせて楽しみですね。
東証1部の売買代金は概算で2兆5293億円、
売買高は21億2914万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1641、値下がりは225、変わらずは60
■各市場の動き
日経平均:19,049.91 +484.01 +2.61%
NYダウ(ドル):17,524.91 +156.41 +0.90%
ドル(円):121.84-88 +1.23円安 +1.02%
ユーロ(円):133.48-50 +0.18円安 +0.14%