2015年12月24日の東京株式市場は4営業日続落しました。
終値は前営業日比97円01銭(0.51%)安の1万8789円69銭でした。
前営業日に引き続き、特別な材料のない中、
動きの読みづらい年末年始の動きになりました。
買いが先行して始まったものの、為替相場で進む円高基調が
投資家心理を冷やした側面も大きいです。
市場参加者が少なくなる中、方向感のかけた展開は関係者の目をすでに
来年に移すようにしています。
前営業日の米国市場は続伸しました。
ダウ工業株30種平均は日本の休みを含めて3日続伸して、
前営業日比185ドル34セント(1.1%)高の1万7602ドル61セント、
ナスダック総合株価指数も3日続伸して、
前営業日比44.822ポイント(0.9%)高の5045.932で取引を終えました。
原油先物相場が35ドル台で底を打った様子で戻り基調になったことで
エネルギー関連株を中心に3日続伸を果たしました。
原油安を受けて下落幅の大きかったシェブロンなど石油大手の
上昇率が大きく市場全体を牽引しました。
日本市場は休みの間に米国市場が続伸したことと、
前日まで下げを強めてきたことを受け、買いが先行して始まりました。
朝方は米国株高を素直に受け入れる動きで上昇しましたが、
継続した買い材料にはなりにくく、また120円台に乗せてきた
為替市場の円高基調が投資家心理を冷やしました。
また海外の参加者を始め、国内でもすでに年末年始休み入りが始まり
市場の参加者自体が少なく、上昇を継続して支えられるほどの買いが続きませんでした。
売買代金が2営業日連続で2兆円を割り込んだことからも
市場の熱が冷めていることは十分伝わってきます。
残り少ない営業日の中で、個人投資家の皆様もあまりいらいらせずに
ゆっくり休みムードに入るほどの余裕は必要ではないでしょうか。
東証1部の売買代金は概算で1兆9362億円、
売買高は19億8707万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は326、
値下がり銘柄数が全体の8割近い1523で、変わらずは86でした。
■各市場の動き
日経平均:18,789.69 -97.01 -0.51%
NYダウ(ドル):17,602.61 +185.34 +1.06%
ドル(円):120.38-40 -0.73円高 -0.60%
ユーロ(円):131.84-90 -0.40円高 -0.30%