2015年12月29日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比108円88銭(0.58%)高の1万8982円23銭でした。
年末の相場で新たな買い材料には乏しい環境でしたが、
下値を切り下げてきた下落から、反転する動きが続いたことや、
中国市場などアジア市場全体が堅調に維持したことで買いが広がりました。
特に最近の下落基調で株価の下落が目立った銘柄を中心に
買い戻しが入ってきました。
前営業日の米国市場は前営業日から小幅に続落しました。
ダウ工業株30種平均は小幅続落して、
前営業日比23ドル90セント(0.1%)安の1万7528ドル27セント、
ナスダック総合株価指数も小幅続落して、
前営業日比7.507ポイント(0.1%)安の5040.985で取引を終えました。
原油先物市場が安値圏で推移していることを嫌気して
石油大手の銘柄が市場を押し下げました。
しかし、年末の相場で新たな売り材料にもかけるのが現状で、
下値を積極的に売り込む動きも限られました。
日本市場は年末相場で新たな買い材料には乏しく、
前日の終値を挟んで小幅続伸しながらスタートしました。
前場は大きな上昇幅を見せることなく横ばいに近い動きて引けてから、
後場に入ると上げ幅を少しずつ拡大しました。
下値は一旦守られたことで、年明けの相場に期待がもたらされます。
テクニカル的には75日線を陰線で一回わってから再び切り返し形で、
フォボナッチでは61.8%のところでとまって、反転を準備する格好になっています。
今年の相場も残すところ1日になりました。
現在の動きは下値が限定的なところで切り返してきたので、
年明けにトレンドが形成され、それに乗せる戦略を期待してみましょう。
■各市場の動き
日経平均:18,982.23 +108.88 +0.58%
NYダウ(ドル):17,528.27 -23.90 -0.14%
ドル(円):120.31-32 -0.26円高 -0.22%
ユーロ(円):132.11-14 -0.09円高 -0.07%