2015年6月24日の東京株式市場は 4日続伸しました。
終値は前営業日比58円61銭(0.28%)高の2万0868円03銭でした。
ギリシャ問題の進展を受けて上昇した欧米株式市場の流れで
上昇して始まりましたが、上値を追う材料は不足し、上昇幅を縮めながら引けました。
昨日までは15年ぶりの高値と騒がれましたが、
2000年4月に記録した高値(2万0833円:ITバブル)を超えたことで、
1996年12月5日(2万0943円90銭)以来
18年半ぶりの高値に表現が入れ替わりました。
本日の高値ベースではすでにその値まで超えています。
前日の米国市場は小幅の続伸になりました。
ダウ工業株30種平均は反発しで、
終値は前営業日比24ドル29セント(0.1%)高の1万8144ドル07セント、
ナスダック総合指数も小幅の続伸して
前営業日比6.123ポイント(0.1%)高の5160.095で取引を終えました。
ナスダック総合指数は本日も最高値を更新しました。
ギリシャ政府の改革案が前向きに検討されるとのニュースで
欧州市場が上昇、米国市場もその流れを引き継ぎました。
しかし、上昇の明確な材料は不足、上値を追うような動きにはならず、
小幅の続伸に止まりました。
ギリシャ問題を囲っての相場の動きは上昇のモメンタムが
弱まってきた感じがします。
日本市場は欧米の株高を背景に高く始まりました。
前場を100円以上あげてから終わってから
後場にはいると米国市場同様、明確な上昇要因が見当たらず
高値圏では利益確定の動きが出ることで
上昇幅を縮小させながら取引を終えました。
小幅ではありますが、15年間市場を支配していた
ITバブルの高値(2000年4月に記録した高値2万0833円)を
ついに超えました。
テクニカル的にはボリンジャーバンドの2σを飛び出し、
ギャップ開けの陰線を形成、一旦迷いに入った感じです。
ギリシャ事態をにらみながら日本株を処分していた
外国人が戻ってくることで、日本株は再び先高観がリードする雰囲気です。
ITバブル期の高値を超えた達成感から一時的な調整は予想されるものの
調整を挟みながら7月にかけて2万1,000円台を目指す動きになるでしょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆8343億円、
売買高は26億2945万株で、商いも活況。
東証1部の値上がり銘柄数は1048、
値下がり銘柄数は682、変わらずは156でした。
■各市場の動き
日経: 20,868.03 +58.61 +0.28%
NYダウ(ドル): 18,144.07 +24.29 +0.13%
ドル(円): 123.89-90 +0.21円安 +0.17%
ユーロ(円): 138.80-82 -0.44円高 -0.32%