2016年2月25日の東京株式市場は3日ぶりに反発しました。
終値は前営業日比224円55銭(1.41%)高の1万6140円34銭でした。
原油安が一服して小幅反発した米国株の動きや、
円高基調も一服したことを受け、買いが進みました。
しかしまだ持ち合いの中にいるとみるのが正しい判断で、
当分荒い値動きが続くことが予想されます。
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は反発になりました。
ダウ工業株30種平均は小幅の反発で、
前営業日比53ドル21セント(0.3%)高の1万6484ドル99セント、
ナスダック総合株価指数も反発して 、
前営業日比39.023ポイント(0.9%)高の4542.606で取引を終えました。
朝方はアジア・欧州など主要な株式相場が総じて下げたことが嫌気され
売りが先行して始まりました。
下げ幅を265ドルまで広げた後は、下げトレンドを強めていた原油先物相場が一服、
1バレル32ドル台を回復したことを受け、
引けにかけてプラス圏に浮上して終わりました。
方向性を欠いている動きということには変わりがなく、
積極的に買い進めるには材料不足という感を否めません。
日本市場は前日のアジア・欧州株式市場の下落で地合いはよくない中、
原油先物相場の下げ一服を受け、米国株式市場は上昇したことで
投資家心理が改善、買いが先行して始まりました。
後場寄り付きまでは中国・上海株が軟調に推移することを受け、
100円高の範囲で動きましたが、その後は上げ幅を拡大、
幅のある上昇として本日の取引を終えました。
テクニカル的には1万6,000円手前で始まって、
幅のある陽線を形成、前日の陽線に引き続き
トラップにはまっていた1万6,000円台を抜け出すことに期待を持たせる
形になってきました。
しかし、基本的には2月16日から続く持ち合いの範囲にあり、
まだ荒い値動きは続くとみられます。
下げ幅の大きかった主力株を中心に
仕込みを開始する時間帯になってきました。
■各市場の動き
日経平均:16,140.34 +224.55 +1.41%
NYダウ(ドル):16,484.99 +53.21 +0.32%
ドル(円):112.14-18 +0.03円安 +0.03%
ユーロ(円):123.48-52 +0.18円安 +0.15%