2016年2月26日の東京株式市場は小幅続伸しました。
終値は前営業日比48円07銭(0.30%)高の1万6188円41銭でした。
原油安が一服して 米国株が続伸したことを受け、
投資家心理が改善、300円台の上昇まで演じましたが
上値は重く、引けにかけて前日の終値付近まで戻ってきました。
まだ安心して買える環境ではありませんので、
小さいポジションで試しのジャブを入れながら次の動きに備える必要があります。
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は大幅な上昇になりました。
ダウ工業株30種平均は大幅な続伸で、
前営業日比212ドル30セント(1.3%)高の1万6697ドル29セント、
ナスダック総合株価指数も続伸して 、
前営業日比39.599ポイント(0.9%)高の4582.205で取引を終えました。
ダウ工業株30種平均は1ヶ月ぶりの高値回復、
ナスダック総合株価指数も1日以降の高値で引けました。
前日までの動きとは異なり、日本を始めとするアジア市場や
欧州市場が堅調に維持したことや
原油先物に上昇の動きが出たことで投資家心理が改善しました。
日本市場は前日の反発に続き、米国市場が大幅に上昇したことを受け、
買いが先行して171円高くスタートしました。
大きな売り要因は見られず、順調に上げ幅を拡大した日経は
300円の上げ幅まで演出した後、前日と今日の上昇分で
早く利益を確定する動きが広がり、急速に上げ幅を縮小させました。
中国市場の急落から本日は持ち直していますが、
週末に開かれるG20に備えての様子見ムードも広がりました。
終わってみると48円高で前日の終値から抜け出し
明確な上昇の動きまでには至っておりません。
テクニカル的には相変わらずこの2週間続く持ち合いの範囲の中、
ここでモタモタすると今度気になるところは
25日移動平均線が位置する1万6,500円付近まで到達してからの動きです。
25日移動平均線までなんとか辿り着いても
下落トレンドの特徴としてもっと大きく下落の方向に叩かれる可能性があります。
現在の持ち合いが下に向けてのエネルギーを貯めているのか、
上に向かうのかは今の段階では不明です。
冒頭で伝えた通り、少ない株数で試しの買いを入れながら
明確な方向性が出るのを待つ時間帯です。
■各市場の動き
日経平均:16,188.41 +48.07 +0.30%
NYダウ(ドル):16,697.29 +212.30 +1.29%
ドル(円):112.62-72 +0.46円安 +0.41%
ユーロ(円):124.55-58 +0.93円安 +0.75%