2016年3月4日の東京株式市場は4日 続伸しました。
終値は前営業日比54円62銭(0.32%)高の1万7014円78銭でした。
前日に引き続き、4日 続伸は今年初めての記録というのを継続しました。
朝方は利益確定を優先する動きで安く推移しましたが、
午後になると世界市場が落ち着きを取り戻す様子で
投資家心理が改善、約1カ月ぶりに1万7000円台を回復してきました。
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は小幅な続伸となりました。
ダウ工業株30種平均は3日続伸して、
前営業日比44ドル58セント(0.3%)高の1万6943ドル90セント、
ナスダック総合株価指数もわずかながら続伸、
前営業日比4.001ポイント(0.1%)高の4707.423ポイントで取引を終えました。
小幅上昇ではありますが、
週末の雇用統計発表を控えていることから新規の材料不足による
様子見ムードが強くなりました。
それでもダウは2ヶ月ぶりの高値をつけてくることで
回復の色を鮮明にしてきました。
日本市場は前日まで今年初となる3日続伸などの上昇で
短期の利益確定を出す動きで売りが先行して始まりました。
一方、世界市場全体が徐々に落ち着きを戻していることを受け、
上昇に変わってきました。
しかし、強く上値を追うような新規の材料も少なく、
小幅な続伸で今週の取引を終えました。
材料は不足しているものの1万7,000円台を回復しながら、
1ヶ月ぶりの高値をつけたことに意味のある動きでした。
注目されるのは本日の夜に控えている米国雇用統計の発表です。
その結果によってダウと為替市場が影響を受けることで
来週もこの回復の動きを継続できるかがかかっています。
約定している銘柄でのびているものは、短期の利益確定を心がけながら、
損失は最小限、資金はこれからくるトレンドに備えて温存しておく
戦略を並行して使いましょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆4902億円、
売買高は26億5272万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1422と、
値下がりは435、変わらずは86銘柄でした。
今週もお疲れさまでした。
先週末は沖縄、今週末は北海道と、幅広い移動になる
スケジュールですが、東京のビルの後ろからも春の兆しが
見え隠れする季節です。
体調管理をしっかりして元気な姿で戻ってまいります。
よい週末を!
■各市場の動き
日経平均:17,014.78 +54.62 +0.32%
NYダウ(ドル):16,943.90 +44.58 +0.26%
ドル(円):113.84-86 -0.29円高 -0.25%
ユーロ(円):124.65-68 +0.60円安 +0.48%