2016年3月29日の東京株式市場は反落しました。
終値は30円84銭(0.18%)安の1万7103円53銭でした。
主要なイベントを控えていることから、
米国市場が方向感のない動きになり、日本市場も方向感の欠けた動きに終始しました。
朝方は幅のある下落で始まったものの、値を戻してきたこと、
また配当権利落ち追加に伴う下落分を考慮すると
実質的には上昇だと判断することもでき、
まだ底値は硬いと判断することができます。
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は続伸と反落、まちまちな動きになりました。
ダウ工業株30種平均は続伸して、
前営業日比19ドル66セント(0.1%)高い1万7535ドル39セント、
ナスダック総合株価指数は反落して、
前営業日比6.718ポイント(0.1%)安の4766.787で取引を終えました。
29日に予定されているFRBイエレン議長の講演、
4月1日発表される3月の雇用統計など、
重要イベントが控えていることから、
様子見ムードが強く、積極的に買い進める動意は乏しかった背景です。
日本市場は配当権利落ちを通過したことから、
権利落ち後の下落分(約120円)を反映して売りが先行して
スタートしました。
売りが一巡してからは先物にまとまった買い資金が入ることで
個別銘柄にも買いが続き、下げ幅を縮小させていきました。
午前中の取引は前日の終値を挟んでの持ち合い気配で終了、
午後に入ってプラスに転じるなど、方向性のない動きになりました。
米国市場同様、エレン議長の発言内容、3月雇用統計の結果をうけての
米国市場の反応を見極めてから動きを決定したいとの思惑から、
積極的な買いが続きにくかったのが現状です。
テクニカル的には節目にあたる1万7,000円が下値の限度として
認識され始め、底硬い動きになっていることがわかります。
直近の動きとしてはチャートレベルで安値の切り上げが続いているので
目線は買いを維持しながら、保有銘柄の管理にベストを尽くしましょう。
期末及び週末要因がある、今週末の状況は激しい動きになりやすいので、
落ち着いて眺めておいてください。
■各市場の動き
日経平均:17,103.53 -30.84 -0.18%
NYダウ(ドル): 17,535.39 +19.66 +0.11%
ドル(円):113.54-55 +0.01円安 +0.00%
ユーロ(円):127.09-13 +0.33円安 +0.26%