2016年4月14日
2016年4月14日の東京株式市場は大きく3日続伸しました。
終値は529円83銭(3.23%)高の1万6911円05銭でした。
本日の高値で引けたことで、市場が強気になっていることが伺えます。
前日に引き続き為替市場で 円高基調が一服し、円安に向かったこと、
5ヶ月ぶりの高値になった米国市場の動向を受けて、力強く上昇しました。
相場の格言とおり、永遠に下がる株はありませんでしたね。
ここからの注意点、雰囲気が3月までとは異なるなど、
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は反発しました。
ダウ工業株30種平均は幅のある上昇になって、
前営業日比187ドル03セント(1.1%)高の1万7908ドル28セント、
ナスダック総合株価指数も反発して
前営業日比75.329ポイント(1.5%)高の4947.420で取引を終えました。
ダウ工業株30種平均は5ヶ月ぶり、
ナスダック総合株価指数2015年12月末日以降、3ヶ月ぶりの高値を記録しました。
前日の世界市場が堅調に推移したことや、
3月の中国貿易統計で輸出額が市場予想を上回ったことを受け、
投資家心理が改善、強気に傾きました。
割安な状態で放置されていた日本株は、
好調な米国市場の動きと、円高基調の一服を受け
買いが先行して始まりました。
前日の終値より248円を上げて始まる大躍進で、
上げ幅を縮める場面も見られましたが、午後に入っては一段と上げ幅を拡大、
本日の高値で引けました。
4/08の安値からするとだったの4営業日で1,364円以上を上げてきました。
テクニカル的には節目となる1万7,000円まで近づく
丸坊主の大陽線を形成、3日連続で空を開けながら上昇してきました。
MACDは乖離を広げる場面で、RSIは短期の過熱感を表す80に近づいてきていること、
明日は週末を目前にする金曜日であることを考慮すると
明日の午前中は目先の利益を確定する動きが先行する可能性があります。
現在の雰囲気では少しの利益確定後、再び上昇に転じる可能性が高いと判断できます。
市場の雰囲気が変わったのは、外資系の動きからも読み取れます。
4月に入ってからの主要外資系証券(5社)寄り付き前注文動向をみると
4日、12日以外は買い越しになっています。
外資系の買いが増えることで日本市場は膨らんできたので、
ここからは期待できる動きになりそうですが、
継続性に関しては少し懸念を抱いています。
買いで入ったものはしっかり利益が乗ってきたので、
昨日に引き続き、手堅く利益確定をしながら追い上げていく
戦略で引き続き行きます。
■各市場の動き
日経平均:16,911.05 +529.83 +3.23%
NYダウ(ドル): 17,908.28 +187.03 +1.05%
ドル(円):109.38-39 +0.46円安 +0.42%
ユーロ(円):123.15-20 -0.51円高 -0.41%