2016年4月25日
の東京株式市場は5日ぶりに反落になりました。
終値は133円19銭(0.76%)安の1万7439円30銭でした。
先週は4日連続上昇して利益確定がでやすい雰囲気にあったことや、
追加金融緩和が期待されるという27~28日の金融政策決定会合を前に
積極的な売買を進め難い雰囲気で反落につながりました。
過熱感の解消は次のジャンプにつながる材料にもなりますので、
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は小反落と下落、まちまちな動きになりました。
ダウ工業株30種平均は小反発して、
前営業日比21ドル23セント(0.1%)高の1万8003ドル75セント、
ナスダック総合株価指数は続落で、
前営業日比39.658ポイント(0.8%)安の4906.228で取引を終えました。
原油先物がしっかりした動きになったことに加え、
業績の好調な発表ぶりが一助して、上昇していきましたが、
マイクロソフトなど大型IT株の急落が市場の重しとなりました。
日本市場は先週末のCMEが500円以上上げて引けたことを受け、
大きく上昇して始まることが期待されましたが、
小幅な続伸で41円高くスタートしました。
先週末まで4日にわたって続伸したことで目先の利益を確定する動きが
広がり、市場は徐々に売りに傾き、マイナス圏に沈んでいきました。
27~28日に予定されている金融政策決定会合を前に
積極的な売買は手控えされる要因と
為替市場では週末の間にも進んでいた円安基調が一服した要因で
下げ幅を拡大した結果-133 円で引けました。
テクニカル的には高値と安値を切り上げる上昇の形で、
ボリンジャーバンドも引き続き上向いているので、まだトレンドは続いています。
しかし、決算発表が本格化される中、懸念していた悪材料がちらほら
発表され始まっていることや金融政策決定会合の結果を見極めたいとの
気持ちが強いことを考えると一回足元を固めるための調整は必然的に入るものと
予想していいでしょう。
また、GWが近づいていることはより売買が控えられることになるので、
本格的な動きが出るのは連休明けになるのでしょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆2600億円、
売買高は23億4987万株で、手控えムードが伺える商いです。
東証1部の値下がり銘柄数は1097、
値上がりは704、変わらずは150銘柄でした。
■各市場の動き
日経平均:17,439.30 -133.19 -0.76%
NYダウ(ドル):18,003.75 +21.23 +0.11%
ドル(円):111.23-24 +0.66円安 +0.59%
ユーロ(円):125.14-18 +0.41円安 +0.32%