2016年4月26日の東京株式市場は2日続落になりました。
終値は133円19銭(0.76%)安の1万7439円30銭でした。
27~28日の金融政策決定会合を控えていることで
様子見ムードが広がり、ポジションを一旦手仕舞っておく動きが優勢でした。
米国市場が下げたことや円安基調が一服したことも
相場の重しとなり、市場の参加者自体が減ってきました。
主要なイベントや大型連休を前にして盛り上がりにくいという
例年の動きは今年も繰り返されそうです。
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は小幅の下落になりました。
ダウ工業株30種平均は小幅反落して、
前営業日比26ドル51セント(0.1%)安の1万7977ドル24セント、
ナスダック総合株価指数は3日続落で、
前営業日比10.442ポイント(0.2%)安の4895.786で取引を終えました。
ダウ工業株30種平均の前日動きは21ドル、本日は26ドルと小幅に
止まることで、市場では次の動きに備えて様子見をしていることが伺えます。
その様子見要因になっているのがFOMCやアップルの決算発表です。
主要なイベントの結果が揃うまでは小動きになると予想されるのは
日本市場同様です。
日本市場は寄り付き前の外資系5社の注文状況から売り越し、
米国市場の方向感のない展開、
円安の一服などを受けることであげる要因を見つけるのが難しい状況で
売りが先行して始まりました。
前日の終値より81円安くスタートして、下げ幅を拡大、
午前中は200円を超える下幅を演出する場面も見られました。
ダウ同様、引けにかけては下げ幅を縮小させ、-86円で終了しました。
テクニカルの形は空を開けて始まり、上下長いひげ付きの短陽線を形成、
迷いながらも安値を切り下げる調整に入りました。
4月8日の安値から4/25日までの上げ幅を100とした場合のフィボナッチ分析では、
61.8%まで調整する場合は1万6,760円付近、
半値押しの場合は1万6,530円付近までの調整になります。
大型練習まで予定されていることを考えるとある程度幅のある調整は
考えられるのはないでしょうか。
東証1部の売買代金は概算で2兆804億円、売買高は22億2042万株で
前述した通り、参加者がいないことで中々盛り上がりにくいのが現状です。
東証1部の値下がり銘柄数は1424、
値上がりは417、変わらずは107銘柄でした。
■各市場の動き
日経平均:17,353.28 -86.02 -0.49%
NYダウ(ドル):17,977.24 -26.51 -0.14%
ドル(円):110.90-91 -0.31円高 -0.27%
ユーロ(円):124.94-98 -0.22円高 -0.17%