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2016年7月11日日経概況

2016年7月11日の東京株式市場は大幅に反発しました。

終値は601円84銭(3.98%)高の1万5708円82銭でした。

週末の欧米市場が上昇したことに加え、

大方の予想通り参院選では与党が勝利、

経済政策への期待などを織り込んでご祝儀相場になりました。

お祭り騒ぎに水を差すようですが、リスク要因となるのはそれほど変わってないので、

油断禁物、まだ安心は早いという気持ちを拭えません。

本日も最後までしっかりお読みください。

 

前営業日の米国市場は大幅に上昇しました。

ダウ工業株30種平均は大幅に上昇して、

前営業日比250ドル86セント(1.4%)高の1万8146ドル74セント、

ナスダック総合株価指数も大幅に上昇、3日続伸して、

前営業日比79.950ポイント(1.6%)高の4956.757で取引を終えました。

 

大幅に市場予想を上回った雇用統計の結果を好感して

全面高、ダウは2015年5月27日以来およそ1年2カ月ぶりの高値、

ナスダックは6月9日以来、1カ月ぶりの高値で引けました。

注目を集めていた雇用統計の結果は

非農業部門の雇用者数が前月比28万7000人増で

17万人増の市場予想を大きく上回りました。

 

日本市場には追い風が吹きました。

雇用統計の市場予想を超える結果で上昇した米国を始め、欧州市場も上昇、

与党の大勝となった 参院選の結果が、

政策期待を連想させ全面高になりました。

 

雇用統計の大幅な増加にも関わらず

欧州イタリアなどの懸念材料が残ることで、

思ったほどの円安にはなりませんでしたが、

自民・公明両党の議席が過半数を上回ったことへの安心感が大きく作用しました。

 

午後に入って101円台に円安まで進むと上げ幅を拡大、

600円を超える上昇幅を演出した後は、600円台に落ち着いて引けました。

テクニカル的にはBREXITによる下落幅に対して再び半値戻しを達成しました。

 

選挙後1日目は通常通り、「ご祝儀相場」になりましたが、

まだリスク要因はそのまま残っているのが現状です。

1. 雇用統計の結果を反映して利上げは早まるのか?

これに対しては大体の見方がまず7月中の利上げはなし、

年内も1回ほどに止まるとのことです。

これは金利差の拡大によるドル高・円安にはすぐに繋がらないという意味です。

 

2.欧州経済・政治に対する不透明感

BREXITの影響は治まったようにみえますが、

まだ欧州経済・政策に対する不透明感は高い状況は変わっていません。

有事の際には再び円買いが走り、円高基調が常態化する可能性があります。

 

3. 本格化する日本企業の業績発表

来週からは3月期企業の4-6月業績発表が本格化します。

4-6月は悪夢のような「10円」円高が進んだ時期で、

想定レートが狂ってしまった企業業績への影響は避けられません。

せっかくの上昇雰囲気も業績への影響が見える化するに伴い、

反転する可能性は十分にあります。

 

数日間のご祝儀相場の後、この勢いを継続するのか、

明日からの注目ポイントです。

今週も真剣に、真面目に、しかし楽しく頑張っていきましょう!

 

■各市場の動き

 

日経平均:  15,708.82    +601.84     +3.98%

NYダウ(ドル):18,146.74    +250.86     +1.40%

ドル(円):   100.71-72   +0.11円安     +0.10%

ユーロ(円):   111.31-35   -0.11円高    -0.09%

 

 

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