2016年7月13日の東京株式市場は3日続伸しました。
終値は135円78銭(0.84%)高の1万6231円43銭でした。
高値レベルでは6/24の暴落の高値を超えてきて、
BREXITショック以来、3週間ぶりの高値を確保しました。
史上最高値を更新した米国市場の上昇や104円台まで進んだ円安を追い風に
3日で1,100円上昇の力強さをみせました。
ただし、前日解説した通り、高値付近では戻り待ちの売りが出ることで
上値を抑えました。
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は3日続伸しました。
ダウ工業株30種平均は3日続伸して、
前営業日比120ドル74セント(0.7%)高の1万8347ドル67セント、
ナスダック総合株価指数も上昇、5日続伸して、
前営業日比34.181ポイント(0.7%)高の5022.820で取引を終えました。
ダウ工業株30種平均は2015年5月19日に付けた史上最高値を更新、
ナスダック総合株価指数も5,000の大台を回復しました。
連日上昇する世界株式市場の動きで投資家心理が改善し、
S&P500種株価指数も連日の最高値更新になりました。
日本市場は前日の米国株高や
為替市場で進むドル高/円安基調を受け、朝方から買いが先行、
248円高くスタートしました。
上げ幅を348円まで広げる場面も見られましたが、
暴落前の高値水準に近づくと戻り待ちの売りが出たことで、
+135円で本日の取引を終えました。
外資系証券5社の注文状況は7月に入って最も大きな金額での買い越し、
高値で売りに出す日本の投資家の特徴が再び出てきました。
相変わらず外国人が買い進めることが、上値を追う動きを演出しています。
テクニカル的には短期の転換を示すサインが点灯しました。
三空を開けながら75日線に3日で到達して、達成感の出やすい環境です。
前日は「特に6/24の暴落が始まった16,380円付近では戻り待ちの売りも構えているので、
しっかり利益を固めながら上値を追う必要があります。」と書きました。
本日の高値付近ではそのままの動きになりました。
ここからの投資戦略です。
転換を示すサインが点灯したとはいっても、
明日は下がると決まってわけではないので、
上に行く可能性は開いたまま、下値で利益をしっかり固めながら
伸ばしていきます。前日から今日にかけて利益確定になるものが増えてきました。
いつもそうですが、
利益確定・ロスカットの注文設定は怠らないようしてください。
東証1部の売買代金は2兆8916億円、大暴落を起こした
6月24日(3兆3383億円)以来の高水準となりました。
4日続けて2兆円を上回ることで、
商いを伴って上昇する望ましい動きになってきました。
売買高は27億3943万株、値上がり銘柄は1277、
値下がりは597、変わらずは93でした。
■各市場の動き
日経平均: 16,231.43 +135.78 +0.84%
NYダウ(ドル):18,347.67 +120.74 +0.66%
ドル(円): 104.32-33 +1.32円安 +1.28%
ユーロ(円): 115.37-41 +0.95円安 +0.83%
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