2016年7月14日の東京株式市場は4日続伸しました。
終値は154円46銭(0.95%)高の1万6385円89銭でした。
2日連続で史上最高値を更新する米国の動きと、
さらに進む円安基調を背景にファンダメンタル的にも
テクニカル分析的にも重要な転換点を迎えています。
商いも2兆円超えで、投資家の「イケイケ!」が聞こえてくるような相場です。
好調な動きを続けた今週の相場も後1日、
気持ち良い締めくくりのためにも
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は4日続伸と下落、バラバラでした。
ダウ工業株30種平均は4日続伸して、
前営業日比24ドル45セント(0.1%)高の1万8372ドル12セント、
ナスダック総合株価指数は反落して、
前営業日比17.093ポイント(0.3%)安の5005.727で取引を終えました。
ダウ工業株30種平均は前日に引き続き、連日の史上最高値を更新です。
一方、ナスダック総合株価指数の6日ぶりの反落、
上げ幅の縮小から米国相場は過熱感が意識され始めていることがわかります。
日本市場は2日連続で史上最高値を更新する米国の株高と、
105円台を回復(回復と言っていいでしょうか?)した円安基調を
背景に買いが進みました。11円高く小幅でスタートしましたが、
特段下げる材料がない中、154円高まで進みました。
朝方は連日の上昇で、利益確定を伺う雰囲気もありましたが、
リスクオンになった投資家心理は買いの手を止めませんでした。
テクニカル的な形でもほぼヒゲを伴わない小陽線を形成、
抵抗になるか迷っていた75日移動平均線も終値では上抜いて終わりました。
5日移動平均線はすでに25日移動平均線をゴールデンクロス、
後は7/13の高値を超えてくるかがポイントになります。
明日の戦略です。
明日は金曜日、週末要因を考慮すると利益確定が出ていいタイミングです。
ただ、現在のところ下げ材料は見当たらないので、
下げ幅は限定的で、25日線と7/11と7/12に開けた空が埋まる
15,770-15,800円付近が下値の目安になりそうです。
本日までは多くの銘柄が全ポジションで利益確定、
前日に引き続き、新たな銘柄の物色よりは利益の最大化に努めましょう。
余談ですが、任天堂の大躍進に続き、LINEの上昇、
東証全体が「ゲーム関連お祭り」のような雰囲気です。
東証1部の売買代金は概算で2兆4920億円、2兆円を5日続けて上回っています。
売買高は20億5377万株、東証1部の値上がり銘柄数は1119、
値下がりは696、変わらずは152でした。
■各市場の動き
日経平均: 16,385.89 +154.46 +0.95%
NYダウ(ドル):18,372.12 +24.45 +0.13%
ドル(円): 105.61-62 +1.40円安 +1.34%
ユーロ(円): 117.81-85 +2.70円安 +2.34%