2016年7月26日の東京株式市場は 続落しました。
終値は237円25銭(1.43%)安の1万6383円04銭でした。
米国市場が反落して、持ち合いの動きを続ける中、
為替市場では104円台の円高が進展、輸出関連・大型株を中心に
売りが広がりました。
政策期待の様子見ムードが広がる中での
円高基調が相場を抑えていますが、安値では逆に日銀の金融緩和に
期待することで支えられている側面もあります。
本日も最後までしっかりお読みください。
米国市場は反落しました。
ダウ工業株30種平均は反落して、
前営業日比77ドル79セント(0.4%)安の1万8493ドル06セント、
ナスダック総合株価指数も小幅反落して、
前営業日比2.534ポイント(0.0%)安の5097.628で取引を終えました。
米国市場が持ちあっているものの、
最高値圏で推移しながら、利益確定が随時出てくることが
相場の上下動きになって現れています。
本日予定のFOMC(金融政策決定会合)の結果発表を見極めたいという
雰囲気も積極的な買いには繋がりにくい雰囲気でした。
日本市場は米国市場の軟調な動きやまだ過熱感が解消されてない中、
売りが先行して始まりました。
前日の終値より85円安くスタート、上げる要因が見つからない中、
過度な政策期待への反省を織り込みながら、下げ幅を拡大
午後に入って円相場が104円台に進むとさらに下げました。
引けにかけては先物主導の買いが入ることで
少し落ち着いて終わりました。
テクニカル的には前日まで支えになっていた5日移動平均線を下に抜け、
75日線をタッチしてから戻りました。
テクニカルを意識した足跡が鮮明に残る中、
明日からのポイントは75日線を割り込んで25日線を目指すかです。
75日線線を割り込んで25日線に向かう途中、
価格帯別売買高が溜まっている16,000-16,100円の間で支えられる可能性はありますが、
それも外国人が期待している金融緩和の内容によるものです。
前日の投資戦略では
「どちらにしろ市場の注目は日銀の発表内容に集まっています。
業績発表も重なっているので、大きなポジションを新たに立てて
すべてがベストな前提になることを祈るのは無謀な戦略でしょう。
ポジションを小さくしてイベント通過を待ちましょう。」と解説しました。
基本的なスタンスは変えず、イベント通過まではポジションを抑えることで
しのいでいきます。
注目セクターは円高が進んだことで、
内需・ディフェンシブ銘柄の方に移行しています。
東証1部の売買代金は概算で2兆3278億円、
売買高は19億1084万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1470、
値上がりは405、変わらずは95でした。
■各市場の動き
日経平均(円):16,383.04 -237.25 -1.43%
NYダウ(ドル):18,493.06 -77.79 -0.41%
ドル(円): 104.20-25 -2.07円高 -1.94%
ユーロ(円): 114.68-72 -1.86円高 -1.59%