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2017年1月20日の日経概況

2017年1月20日の東京株式市場は続伸しました。

終値は65円66銭(0.34%)高の1万9137円91銭でした。

3日続伸です。積極的な買いが引き上げたというより、

イベント通過のために持ち高を調整する売買が主導しました。

注目されるイベントのトランプ氏就任は21日の未明、

就任当日に2,000人のレイオフを発表した反抗期とも映るGMの動きなど、

不確実性はなお深さを増しています。

本日も最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

前営業日の米国市場は下落になりました。

ダウ工業株30種平均は5日続落して、

前営業日比72ドル32セント(0.4%)安の1万9732ドル40セント、

ナスダック総合株価指数は反落して 、

前営業日比15.573ポイント(0.3%)安の5540.081で取引を終えました。

 

ダウ工業株30種平均の5日続落は2ヶ月ぶりで、

極めて様子見ムードが強いことを示しています。

朝方発表された12月の住宅着工件数が市場予想を上回り、

1月のフィラデルフィア連銀の製造業景況指数も市場予想を上回るなど

好調な指標を反映して午前中は高く推移する動きもありましたが、

本日のイベントに備えて持ち高を調整する利益確定の売りに押されました。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

日本市場は好調な米国の経済指標と、

短期の物色が進むことで買いが先行してスタートしました。

前日、米次期財務長官に指名されたムニューチン氏が

「強いドルは長期的に重要」と発言したことを

手がかりに円安基調に振れると判断され、

投資家の心理が改善、午後は上げ幅を拡大しました。

 

それでも主要なイベントを前に、積極的な買いに繋がりにくく

上げ幅を縮小させながら65円高で今週の取引を終えています。

今週は波乱の動きという表現がふさわしく、

週初に下げ始めた分を埋める形で終わっています。

 

様子見ムードを反映して、商いは先細り、

東証1部の売買代金は2兆649億円、

売買高は17億9140万株でした。

東証1部の値上がり銘柄数は1152、

値下がりは709、変わらずは142銘柄でした。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

日経の日足は上下に短いヒゲを持つ小陰線を形成しました。

前日は空をあけながら上昇、トレンド転換しましたが、

ローソク自体は迷いの形、本日も上ヒゲが長い方で、

まだ上値が重いことがわかる形です。

 

トレンド転換した前日のローソクまで抜けて上昇はしたものの、

すぐ上は25日移動平均線が下向き、

ここを抜けて上昇するにはエネルギーが必要です。

1月5日高値(19,615円)から18日の安値(18,650円)までの

下落幅に対して、本日の終値では半値戻しを達成しましたが、

その達成感から反転するなら、さらに下げやすい形です。

 

際どいところに来ているからこそ、

今夜のイベントとこれから始まる3四半期決算の結果が注目されます。

 

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【日本市場の総合分析: 来週の展望と今後の投資戦略】

 

イベントを通過したとはいえ、来週も明確な方向性をもつよりは

次の方向を見極める週間になると予想されます。

 

今週は「波乱」の荒い動きでした。

週中盤の水曜日までは円高が嫌気された売りが進み、

2017年の安値を形成してから前日と本日で戻し、

戻りのサインとなる25日線付近まで戻ってきました。

 

来週はなにしろイベントが通過して、

上げでも下げでも方向感だけは明確になる準備が整うでしょう。

市場の方向を決める要因は2つ。

1.ライターを使わずにご自身で執筆するというトランプ氏の発言内容

ライターを使わないというところが先行き不安を増幅させます。

 

2.日本企業の決算本格化

前日まで伝えてきた通り、業績の上振れが期待できますが、

果たしてそれは実現するのか、注目されます。

 

1で強い米国・ドルを強調し、日本市場にプラスの発言が出た上、

2で業績上振れが明確になってくると、

来週を経てその翌週からは上昇基調への回復が見込めるでしょう。

しかし、その裏目にでる場合はテクニカル的にも下げやすい形で、

下げが加速する恐れもあります。

 

今の状況では、企業業績が好調な結果で最悪のシナリオでも

下げを支える要因になってくれると考えていますが、

上昇に持っていくほどの力強さがあるのか、

来週の結果を見ながら見極めていきます。

 

【週末の挨拶】

2016年の「あり得ない」の一つだった

トランプ氏の当選がいよいよ現実として現れます。

大きなニュースではありませんが、

数日前は数千人規模の雇用を生み出すと行っていたGMが、

就任当日に2,000人のレイオフを発表、

http://www.cnn.co.jp/business/35095242.html

波乱はまだまだ続きそうです。

 

著名投資家ジョージ・ソロス氏は、前日の19日、

「トランプ氏で市場は低迷へ、政策は失敗すると確信」という

http://jp.reuters.com/article/investment-funds-soros-idJPKBN1533CK

厳しい見通しを発表しています。

 

前途多難ですが、彼がどんな人物であれ、周りがなんと発言しようが、

多くの人をより幸せな方向に導くことを願い、

それが実現するならいい、すごくシンプルな考え方もありではないかと

思う週末のこの時間。

 

来週は東南アジアの島から寒さ残る東京入り、

再び南の島「沖縄」に続きます。

久しぶりの日本で新たな個人投資家との講習会、

大学での講義が控えていて、とても楽しみです。

日本の皆様、よろしくお願いします。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円):19,137.91     +65.66      +0.34%

NYダウ(ドル):19,732.40    -72.32       -0.36%

ドル(円):  114.79-80     -0.03円高     -0.02%

ユーロ(円): 122.52-56     +0.34円安    +0.27%

 

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