東京株式市場は大幅に続伸しました。
終値は344円89銭(1.81%)高の1万9402円39銭でした。
米国のダウ指数が史上初2万ドルにのせたことで
投資家心理が改善、幅広い業種に買いが進みました。
ダウ同様、2万円台を視野に入れ始めた日経の動き、
明日は週末ですが、底硬い動きを続ければ、
来週からの動きに期待することもできます。
本日も最後までしっかりお読みください。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【米国市場の動向】
前営業日の米国市場は続伸の上昇をしました。
ダウ工業株30種平均は続伸して、
前営業日比155ドル80セント(0.8%)高の2万0068ドル51セント、
ナスダック総合株価指数も続伸して 、
前営業日比55.382ポイント(1.0%)高の5656.339で取引を終えました。
ダウ工業株30種平均が算出開始されたのは1,896年、
121年ぶりに人類の歴史は新たなステージに入りました。
経済政策に対する期待と共に、主要企業の業績発表が
好調な結果になったことが市場をリードしました。
持ち合いがあってからの上放れなので、
持ち合ったところが支持線になることも考えられ、
これからの基盤は固くなっていくものと思われます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【日本市場の動向:ファンダメンタル】
日本市場は米国市場が2万ドルに載せるなど、
外部環境の改善を受け、CMEなども大きく上昇、
大きく買いが先行してスタートしました。
注目されたのは素材関連と金融関連銘柄でした。
メキシコの国境に壁を建設する公約を実現するとの発表で
素材関連が動き出し、米国の長期金利が上昇したことを受けては
証券・銀行などが大きく動きました。
投資家心理はモヤモヤした気持ちから
この2日で大きく前進することになりました。
明日は週末要因を挟む動きが予想されますが、
来週からは業績発表が本格化、その動きによって
現状の動きが続くかが決まりそうです。
投資家心理が改善したことを反映して、商いも活発
東証1部の売買代金は2兆7423億円で、
約1カ月ぶりの高水準まで膨らみました。
売買高は23億株、東証1部の値上がり銘柄数は1599、
値下がりは309、変わらずは94銘柄でした。
3兆円に近づく商いと8割の銘柄が上昇することで
目先の動きは活発になることが予想されます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【日本市場の動向:テクニカル分析】
日経の日足は短い上ひげを持ち、丸坊主に近い陽線を形成しました。
抵抗として意識される25日移動平均線を
終値で突破しており、この2日だけで上向きに変わったことから、
今度は支持線に変わることが予想されます。
次の目指すところは1月5日高値で、ここを力強く抜けると、
一気に2万円台は視野に入ってきます。
ただし、2016年12月21日も同じ位置で止まって
ダブルトップを形成していることから、
1月5日の高値に届かずに下げ始まると三尊天井が形成されることも
考えられるので、油断はできません。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
外部環境に振り回された日本市場でしたが、
こんどは外部環境が追い風になっています。
米国市場が史上初の2万ドルのせで、投資家心理は改善、
無謀だと思われた公約を実践に移すトランプ氏の
政策に対する期待から「トランプ銘柄」と期待される
銘柄も活発に買われています。
さらに上にいくために必要なことは内部環境のサポートが必要です。
今週はまだ多くなっていませんが、
来週から本格化する業績発表で、期待している通り
好調な結果を出してくれると2万円のせが視野に入ってきます。
短い反発の局面ですが、半導体、機械など
相場をリードしてきた銘柄群には過熱感も出始めています。
利益確定を考えてもいいタイミングではないでしょうか。
明日は週末要因で、利益確定を優先する動きを含みますが、
その動きをこなしながらも上昇につなげていくと、
来週からは業績発表と相まって、上昇基調を期待してもいいでしょう。
過熱感の出た業種を新たに物色するは
割安になっている業種に資金が向かうことに合わせる物色が
有効な戦略になると言えます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【各市場の動き】
日経平均(円):19,402.39 +344.89 +1.81%
NYダウ(ドル):20,068.51 +155.80 +0.78%
ドル(円): 113.67-68 +0.13円安 +0.11%
ユーロ(円):122.03-07 +0.39円安 +0.32%