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2017年3月28日の日経概況

2017年3月28日のの東京株式市場は反発しました。
終値は217円28銭(1.14%)高の1万9202円87銭でした。
円高一服を受けて、直近の円高傾向で打撃を受けていた
大型・輸出関連銘柄に買いが進みました。
権利落ち日で、実質的な2016年会計年度の最終売買日という要因に
前日の大きな下落で自律反発した分が加わりました。
しかし、まだ強気になるには早期のように見える相場、
なにを判断基準とすべきでしょうか。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】
前営業日の米国市場は8日続落と続伸、動きが分かれています。
ダウ工業株30種平均は8日続落して、
前営業日比45ドル74セント(0.2%)安の2万0550ドル98セント、
ナスダック総合株価指数は続伸して、
前営業日比11.636ポイント(0.2%)高の5840.374で取引を終えました。
S&P500指数も-0.10%で、調整の色を強めました。

ダウの8日続落は5年8ヶ月ぶりです。
トランプ政権の求心力低下、政局運営の不透明感が強くなり、
投資家心理は冷えたまま、運用リスクを回避する
リスクオフが広がりました。

オバマケアの代替法案の採決を断念したことが、
本日反映され、180ドルを超える下げ幅まで進みました。
しかし、金融政策緩和などに対する期待は温存していることで、
押し目買いが入り、下げ幅は縮小されながら引けました。

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】
日本市場は季節的な要因が主導して買いが先行しました。
権利落ち日を迎え、配当目的の買いが入り、
前日の終値を上放れしてスタート、
円高一服を受けての大型株への資金移動も加わり、
そのまま陽線を形成しながら上昇しました。

前日の大きな下落に対する自律反発の動きも加わり、
上げ幅を拡大、本日の高値付近で引けましたが、
しっかり上昇をリードするファンダメンタル的な要因は
不足しているのが現状です。
明日はこの高値を抜けるのか、
再び心理的な抵抗線で押されるかが注目されます。

東証1部の売買代金は概算で2兆4150億円、
売買高は19億13万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1804、
値下がり銘柄数は153、変わらずは54銘柄でした。

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【日本市場の動向:テクニカル分析】
日経の日足は短い下ひげを持つ小陽線を形成しました。
直近は窓が多く発生して乱高下相場の特徴を表していますが、
本日も新たな窓を形成しました。

心理的な節目となる19,000円と、テクニカル的に意識される
5日移動平均線を同時に回復しましたが、
前日の下げ幅を埋めるまでは至らず、
終値ベースで一目均衡表の雲を上に抜けてきました。
ここで待ち構えているのが強力な抵抗になりやすい75日線です。

明日は本日の高値はもちろん、75日移動平均線を上に抜けるかが
チェックポイントになりますが、
材料不足の相場においては少し難しそうにも見えます。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

典型的な権利落ち日相場の様子を演出した上に、
円高一服という追い風まで後押しをしてくれました。
窓を開けながら高値圏で引けたのはよいことですが、
これだけで強気になることは難しいのが現状です。

来年度の業績は10%前後の増益を見込みながらも
今年の相場はほとんどトランプ氏の一言に振り回される外部要因任せ。
自律反発した分を織り込んだとしてもこの上げ幅なら
むしろ失望に近いレベルだと言わざるを得ません。

明日は権利落ち後の反動で130円の下げ要因になるとみられますが、
この要因を吸収しながらもプラスに飛び出るには
外部・内部ともより強力な材料が欲しい相場です。

保持して利益を上げていた内需銘柄には調整へのサインが出て、
利益確定になった銘柄も出たので、
ここからは次のトレンド転換を確認していくのに注力します。

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【各市場の動き】

日経平均(円):19,202.87    +217.28    +1.14%
NYダウ(ドル):20,550.98    -45.74     -0.22%
ドル(円):  110.61-62     +0.43円安   +0.39%
ユーロ(円): 120.17-22     +0.46円安   +0.38%

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