2017年11月17日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比45円68銭（0.20％）高の２万2396円80銭でした。
米国市場の上昇を引き継ぐとともに、
300円以上をあげた前日の動きを続けていく勢いで
大きく上昇してスタート、400円超えまでみせました。
その後は週末要因と、上昇を牽引するような
材料が乏しいことなどから、マイナスに転じる場面もあるなど
乱高下を続けてから小幅上昇で今週の取引を終えました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は反発しました 。
ダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発して
前営業日比187ドル08セント（0.8％）高の２万3458ドル36セント、
ナスダック総合株価指数も幅のある反発で、
前営業日比87.083ポイント（1.3％）高の6793.291で取引を終えました。
米国株は前日まで5日かけて300ドル近くを下落、
押し目を拾うが買いが入るタイミングでした。
また、四半期決算が市場予想を上回ったウォルマート・ストアーズが
大きく変われるなど、材料の出た主要銘柄を中心に買いが進みました。
押し目買いと材料による物色が重なり200ドルを超える
上昇幅も見せましたが、引けにかけて落ち着いて終わりました。
それでも上昇幅は９月11日以来、ほぼ２カ月ぶりの大きさでした。
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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場の反発を受け、
買いが先行してスタートしましたが、長くは続きませんでした。
上昇トレンドに戻るように窓を開けてスタート、
勢いよく伸びましたが、
本日で決算発表も概ね終了し、新たな材料が乏しいことから
午後にはいると売りが加速しました。
週末を控えているという「週末要因」も加わり、
積極的な買いには至らず、
少し上昇するだけで利益確定を優先するチキンハートな相場展開になりました。
今週の動きが方向感を定めることができず
軟調な動きを繰り返したことも投資家心理を動かすことには失敗した様子です。
テクニカル分析で述べますが、
来週前半の動きが鍵を握りそうです。
日経の日足は長めの上ひげを持つ陰線を形成しました。
25日線で反発して下げ止まった前日の高値を抜けて
勢いよく伸びましたが、上昇のエネルギーを保つことができず、
前日の終値まで戻ってきて終わりました。
前日は「明日も本日の高値を抜けて上に行くのか、注目です。」と解説しましたが、
テクニカルの形上ではトレンド転換、
上昇継続を試みる流れですが、
上髭の長い陰線なので、迷いは強く
心理的にも強気になっているとは言えない形で今週の取引を終えました。
勝負は来週前半をみてから決まりそうです。
本日の高値をさらに抜けてくれると、短期の調整を経て
上昇トレンドに復帰することになりますが、
反対に動くと、材料が出るまでは膠着する動きになる可能性があります。
売買代金は3日続けて3兆円を超え、
東証１部の売買代金は概算で３兆5245億円、
売買高は19億8021万株でした。
東証１部の値上がり銘柄数は1005、
値下がりは950、変わらずは81銘柄でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
日経は本日の動きでまた底値の強さをみせてくれました。
陰線で下げて小幅上昇で終わったのになんのこと、
と思うかも知れませんが、
400円を超える上昇幅から、下落してマイナスに沈む。
その後はまたプラス圏に浮上して終わっているので、
少しでも安いと思われるとすかさず買いが入ってくるということです。
来週は1日営業日が少ない上に、
大きな材料になりそうなイベントは週の後半にあり、
材料探しの一週間が続きそうです。
23日が勤労感謝の日で休日、営業日が４日しかなく
盛り上がりに欠ける可能性があります。
注目するイベントは22日に集中、
10月31日・11月1日開催のFOMC議事録が公開され、
米国の10月耐久財受注、
米国の11月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されています。
材料が出た銘柄、堅調か軟調か、しっかり方向がでたものに関しては
さらにわかりやすく動く可能性がありますので、
保持している銘柄に関しては、来週の動き次第で
明確な方向性がなければ半分くらいは利益を確保する
戦略に回ってください。
空売りのポジションも同じです。
寒くなる季節、薄いスーツで来日したら
少し驚きました。
皆様も健康に気をつけて、来週再会しましょう。
よい週末を！
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【各市場の動き】
日経平均（円） 22,396.80 ＋45.68(0.20%)
NYダウ 23,458.36 ＋187.08(0.80%)
ドル・円 112.53 – 112.54 －0.71(－0.62%)
ユーロ・円 132.87 – 132.91 －0.43(－0.32%)