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2017年12月11日の日経概況

2017年12月11日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比127円65銭(0.56%)高い2万2938円73銭でした。
11月7日以来、1カ月ぶりに年初来高値を更新して、
26年ぶりの高値記録にも並びました。
注目を集める米国雇用統計の結果が好調で
その結果を米国市場が好感したことを受け、
日本市場も強い動きになりました。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は続伸しました。
ダウ工業株30種平均は続伸して
前営業日比117ドル68セント(0.5%)高の2万4329ドル16セント、
ナスダック総合株価指数も続伸して、
前営業日比27.240ポイント(0.4%)高の6840.081で取引を終えました。

ダウ工業株30種平均は12月4日に更新した過去最高値を
4日ぶりに更新しました。
S&P500指数も最高値を更新しました。

ファンダメンタルのニュースが市場をリードしました。
19万人上と市場予想が形成されていた雇用統計では、
非農業部門の雇用者数が前月比22万8000人増で、
市場予想を上回りました。

平均時給の伸びは予想より小さかったことで、
利上げは緩やかになるとの見方が広がり、
IT、ハイテク関連に買いが入りました。

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【日本市場の動向】

日本市場は雇用統計の結果を好感した
米国市場が上昇、その流れを素直に受け取りました。
買いが先行して窓を開けてスタートしたものの、
短期の上昇からくる反動で、利益確定、
マイナス圏に沈む場面も見られました。

午後に入ると一貫して下げ幅を縮めた後、
大引けまで上昇し、本日の高値で引けました。
銀行など金融関連銘柄が上げ、
原油先物の上昇が好感されたこともあり、
資源・石油関連銘柄にも買いが広がりました。

日経の日足は比較的長い下ひげを持つ陽線を形成しました。
強い形です。
利益確定が出る流れで、マイナス圏に沈む場面もありましたが
強く戻し、本日の高値で引けています。

前日までは下向きだったボリンジャーバンドが上向きに変わり、
本日の上昇では一気に上向きに変えました。
上向きになったというのは上昇トレンドを取り戻す
可能性が高まったことを意味します。

23,000円が目の前にある位置上、
一回抵抗にあう可能性がありますが、明日の動きによっては
すんなりと通ることも考えられるでしょう。

テクニカル的には明日の形が勝負を決める要因になりそうです。

商いは盛り上がりに欠け
東証1部の売買代金は概算で2兆3633億円、
売買高は14億2007万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1345、
値下がりは615、変わらずは87でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

先週まで2回にわたって行った年末の振返りと
2018年の投資戦略セミナーでは、
銀行部門の投資方法について詳しく取り上げました。

本日はそのことが早くも現れ、銀行株に買いが入りました。
どの銘柄を選別すべきか、セミナーにお越し頂けなかった方には
動画を公開する予定ですので、楽しみに待ってください。

明日はテクニカル分析でも伝えた通り、
23,000円をすんなりと突破するかどうかを決める
動きが現れる日として考えられます。

12-13のFOMCは織り込み済みで大きな材料には
なりにくいところで、
3回目となる23,000円の挑戦に追い風は少ない様子です。

とは言っても、ここは上昇相場の真ん中。
大きく下げる要因が起こらなければ、
もう一回抵抗に会っても、23,000円を突破する可能性は高いでしょう。

押されていた金融・ハイテク関連には
買いが入りやすい環境になるので、注目してみていいでしょう。

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【各市場の動き】
日経平均(円)    22,938.73    +127.65(0.56%)
NYダウ       24,329.16    +117.68(0.48%)
ドル・円      113.33 – 113.34   -0.13(-0.11%)
ユーロ・円     133.55 – 133.59   +0.23(0.17%) 

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