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2017年12月27日の日経概況

2017年12月27日の東京株式市場は小幅に反発しました。
終値は前営業日比18円52銭(0.08%)高の2万2911円21銭でした。
大きな波乱なく現在の下値を保って終わってくれれば
来年の動きに期待できるということをずっと書いてきましたが、
市場はまさにその状態です。
原油先物相場の上昇を背景に、資源関連・商社が買われましたが、
利益確定が続き、上昇幅は限定的でした。
2018年に向けての相場解説、本日も続きます。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は小幅に続落しました。
ダウ工業株30種平均は続落して
前営業日比7ドル85セント安(0.03%)の2万4746ドル21セント、
ナスダック総合株価指数も続落して、
前営業日比23.711ポイント(0.34%)安の6936.249で取引を終えました。

iPhoneXの販売不振が伝わったアップルが3%下げ、
指数を押し下げましたが、
原油先物相場の上昇で石油関連銘柄には買いが入ることで
相場を支えました。

米国市場も日本も大きな波乱なく
小幅の動きで今年の相場は終わりを迎えそうです。

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【日本市場の動向】

日本市場は朝方は下げる場面がありました。
権利落ちの影響で下げる銘柄が出たほか、
前日の米国株が小幅ながら下げたのが要因でした。

米国市場同様、原油先物相場の上昇を背景に
資源関連銘柄に買いが入ることで
上昇は確保しましたが、上値も下値も限定的で、
絶好の様子見相場になりました。

資源と関連して商社、その他
鉄鋼、非鉄金属も高く推移しました。

日経の日足は始値が安値の上ひげを持つ短陽線を形成しました。
安値と高値を切り下げたので、テクニカル上では下げ、
上昇の三角持ち合いが煮詰まってきました。

煮詰まりが長くなると、ここでの買いポジションがたまるので、
ここから抜け出した時、支えになりやすくなります。
来年度、今の三角形を上にブレイクしてくれるかが注目です。

商いは2兆円台を割れ続けています。
東証1部の売買代金は概算で1兆7089億円、
売買高は9億8124万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1472、
値下がりは494、変わらずは82銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

前日、私の「就職氷河期と呼ばれる時代で悪戦苦闘していた」との話に
爆笑した、自分はバブル世代だったのでなんの苦労もなかったなど
色々感想が寄せられました。
生まれた時期、それぞれの状況によって与えられる環境なので、
個人でそれをひっくり返すことはできないですね。

変化させることができるのは唯一、「自分自身」のみです。
来年に向けての話、第2弾
本日はその「自分自身」です。

つまり、投資を行っている自分自身、「投資主体」に関してですが、
今の日本市場を動かすのは誰かと聞いたら愚問になるかもしれませんね。
それは間違いなく「外国人」です。

実際に売買の主体をみると、
今年の日本市場は外国人が大きく買い越しています。
株式市場で外国人が買い越すと間違いなく株価は上昇します。

前日、日本株はまだまだ「買い」だと言っていた最初の根拠は
「外国人」です。
今の日本市場は外国人にとって投資魅力の高い市場です。

企業業績は過去最高を更新し続ける見通しで
財務構造も申し分のないレベルです。
外国人にとって「はい、以上、それなら買い」という環境です。

少なくとも2018年まではこの流れが続くので
2018年は「買い」というわけです。

では、これに対する死角はないのか?
続きはまた明日!

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【各市場の動き】

日経平均(円)
22,911.21 +18.52(0.08%)
NYダウ
24,746.21 -7.85(-0.03%)
ドル・円
113.29 – 113.30 +0.01(0.00%)
ユーロ・円
134.64 – 134.68 +0.15(0.11%)

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