今週の動きを予測した先週末の動画を
サマリーしてアップしたので、
参考にしてください。
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2018年2月14日の東京株式市場は3日続落しました。
終値は前営業日比90円51銭(0.43%)安の2万1154円17銭でした。
米国の長期金利に続いて為替市場の円高基調が
市場の足元をつかんでいます。
前日の米国市場上昇を受け、朝方100円の上げ幅を見せる場面もありましたが、
円高基調が続き、午後からは上げ幅を打ち消しました。
テクニカル・心理的に意識される線を超えたので、
当分の調整入りは余儀なくされそうです。
有効な空売り戦略を含め、本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は続伸しました。
ダウ工業株30種平均は続伸して
前営業日比39ドル18セント(0.2%)高の2万4640ドル45セント、
ナスダック総合株価指数も上昇して、
前営業日比31.546ポイント(0.5%)高の7013.510で取引を終えました。
終値では上昇したものの、前日の変動幅に包まれる
持ち合いで、個別銘柄への物色が進んで上昇しましたが、
CPIの結果発表を控えて、結果を見極めたいとの思惑で
上値は限定的でした。
ダウは節目となる75日線のところで持ち合い、
上にも下にも振れやすい位置にいます。
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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場の上昇を受け、
買いが先行してスタートしました。
100円の上昇幅を見せる場面もありましたが、
107円前半まで進んだ円高基調が市場の上値を抑えました。
自動車を始め、円高の影響を受ける部門を中心に
売りが広がると朝方の上昇幅を打ち消して、
下落に転じました。
節目として支えてほしかった21,000円まで安値レベルで
割り込んだことを見せて、投資家心理が悪化しました。
自動車、精密機器な、電気機器などが売られ、
ゴム製品、金属製品も売りが目立ちました。
日経の日足は上下ひげを持つ短陰線を形成しました。
前日の高値を切り下げげ、安値も切り下げているので、
形でも下落になりました。
形で下落の上に、安値レベルでは2/6の大幅下落時の安値と
21,000円を同時に割り込んだので、
心理的に非常に悪化する形になりました。
前日はボリンジャーバンドの-2σの中にまたがる形まで落ち着きましたが、
さらに外に飛び出して、ネガティブのスプラッシュになりました。
形では下落が加速するもので、当分は強い調整を余儀なくなれそうです。
東証1部の売買代金は概算で3兆4450億円、
売買高は18億4229万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1581、
値上がりは432、変わらずは52でした。
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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
前日の話では「まだ底だと安心できる位置ではない。
いつ下を破って下がってきてもおかしくないからです。」のように
解説しました。
本日はその言葉を待っていたかのように
2月6日の安値を割り込んで、下値を再び模索する
動きになりました。
予想通りに動く度に「相場を操作してるんですか?」
のような質問を投げかけられたりしますが、
日経を操作するほどの力は誰も持っていません。
流れ(トレンド)の変化が現れるときは
それに従って素直に行動すると見えてきます。
気づいたら、毎日掲載している戦略銘柄も
ほとんどが空売りの銘柄に入れ替わっています。
これはトレンドに従うと自然に現れる現象です。
短期的な動きは「長期金利」「為替」
経済指標の「様子見」に支配されています。
その中の一つ、様子見は本日の夜に判明します。
これによって米国市場がどのように反応するかが日本にも影響しますが、
現在はネガティブな方に反応しますので、
明日の朝は寄り付きの後30分ほど経ってから
自分の行動を決めるのがよいでしょう。
このような日経の動きを毎週解説するビデオマガジンを発行しています。
今週の動きを予測した先週末の動画を
サマリーしてアップしたので、
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