2018年4月19日の東京株式市場は小幅に続伸しました。
終値は前営業日比32円98銭(0.15%)高の2万2191円18銭でした。
米国市場が方向感を失い、まちまちな動きになりましたが、
日米首脳会談が波乱なく終了したとみられるなど
重要イベントを無事に通過したことが好感されました。
決算発表が本格化する来週に向けて、
利益を確保する動きが出ても、買いを中心として戦略を立てるタイミングです。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は3日ぶりに反落、続伸しました。
ダウ工業株30種平均は反落して
前営業日比38ドル56セント(0.2%)安の2万4748ドル07セント、
ナスダック総合株価指数は続伸して
前営業日比14.137ポイント(0.2%)高の7295.236で取引を終えました。
方向感のない動きになりましたが
下値はしっかり支えられる動きでした。
市場を押し下げたのはIBM、
決算発表で利益率の低下が嫌気され7.5%の下落を記録しました。
しかし、他企業への業績に対して期待は強く、
原油高の傾向が続いたことで
資源関連銘柄に買いが続いたことも市場を支えました。
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【日本市場の動向】
日本市場は買いが先行してスタートしましたが、
利益確定が進む動きになりました。
日米首脳会談は波乱なく通過する目処が立ったことで、
外国人の買いも入りました。
テクニカル的に意識される節目も超えて買いが続きましたが、
直近の上昇基調で利益が発生していたため、
午後に入るとひとまず利益を確保する動きが広がり、
上げ幅を縮小させながら本日の取引を終えました。
非鉄金属、石油・石炭製品、機械が上昇、
小売、その他製品、サービス業などは
厳しい動きになりました。
日経の日足は長い上ひげつきの陰線を形成しました。
+2σと75日移動平均線が重なるところで始まり、
抵抗にぶつかりました。
テクニカル的にはここで一回下げて調整に入る流れになることが
一般的ですが、その場合は25日線付近まで下がって、
反発して戻ることが予想されます。
短期の利益確定がでる動きが予想されるので、
明日は一旦ポジションを閉じて、
週明けから再び取り組むのも戦略的には有効でしょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆5927億円、
売買高は15億7719万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1177、
値下がりは822、変わらずは83銘柄でした。
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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
今週はずっとあげてきていることで、
明日は午前から利益を確保する動きになる可能性が高くなります。
5連勝の後で、テクニカル的にも抵抗に会いやすいということもありますが、
一回下げてきても、来週からさらに上昇を続ける可能性が高いと予想しています。
今週注目されていた日米首脳会談などのイベントを
無事通過したことに加えて、
来週からは決算発表が本格化することで、
業績に期待する買いは続き、
テクニカル的な節目も一気に通過することもありうるでしょう。
円安傾向も続いているので、精密機器、機械、電気機器などは
継続して注目、原油高を反映する資源関連も
注目していいでしょう。
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【各市場の動き】
日経平均(円)
22,191.18 +32.98(0.15%)
NYダウ(休場)
24,748.07 -38.56(-0.15%)
ドル・円
107.38 – 107.39 +0.08(0.07%)
ユーロ・円
132.80 – 132.84 +0.13(0.09%)