2018年9月4日の東京株式市場は続落しました。
終値は前営業日比10円48銭(0.05%)安の2万2696円90銭でした。
NAFTA交渉が結論なしに終わって、貿易摩擦リスクが意識された
米国市場でダウが小幅の続落、日本はその流れを引き継ぎました。
円安が進む場面もありましたが、円安の一服と
アジア市場も軟調に推移することから午後になると下げ幅は3桁で、
始値に近づくことなく下落しました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は休場でした。
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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場が休場であることに加えて
強い勢力を持った台風が上陸するということで
買い手不在の相場になりました。
値動きとしてもほとんど動きなしで、
台風の被害状況によって相場が動く可能性が高いので、
この後のニュースに気をつけましょう。
日経の日足は長い下ヒゲを持つ陰線を形成しました。
高値と安値を切り下げたので、形でも下落、
早いうちに23,000円に挑戦するかと期待しましたが、
4回目の失敗で終わりました。
節目として考えている75日線に近づいたので、
ここは支えられやすくなります。
商いは買い手不在で連日で節目の2兆円を割り込み、
東証1部の売買代金は1兆8054億円 、
売買高は10億6239万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1169、
値上がりは838、変わらずは98銘柄でした。
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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
25年ぶりの台風上陸はさすがに
強い影響力を持っています。
午後の相場は「もう閉めてもいいのでは?」と
思うほど、売買相手が見つからない相場でした。
その中で引き続き注目されたのは
2日連続でストップ安になっているTATERU、
関連業種全体の雰囲気がよくない中の不祥事だったので、
タイミング的にも最悪の事態になりました。
一つ慰安材料は不動産業全体はリターンを狙う
買いが入ったことで、上昇に転じたこと、
日経全体の下げが激しくなかったということです。
本日は米国市場が戻り、台風の影響度合いがあるので、
明日はこの2つの材料を強く反映した相場になります。
災害が広がる場合は、復興関連銘柄が動意付きますが
人の不幸に対してあまり強い空売りをしかけたりすることは
控えた方がよいでしょう。
みなさまの無事をお祈り致します。
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【各市場の動き】
日経平均(円)
22,696.90 -10.48(-0.05%)
NYダウ(ドル):休場
25,964.82 -22.10(-0.08%)
ドル・円
111.43 – 111.44 +0.47(0.42%)
ユーロ・円
128.84 – 128.88 +0.01(0.00%)
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