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2018年9月5日の日経概況

2018年9月5日の東京株式市場は4営業日続落しました。
終値は前営業日比116円07銭(0.51%)安の2万2580円83銭でした。
米国市場が新興国市場の通貨下落やNAFTA関連で続落した結果を受け
日本市場も売りが先行してスタートしました。
中国のPMIが先月より低下したことを受け、
中国関連銘柄が大きく売られ下げ幅は広がりました。
節目に近づいてきた日経、複数の支えポイントが重なっていますが、
ここで守られるかが注目ポイントです。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】

米国市場は3営業日続落しました。
ダウ工業株30種平均は3営業日続落して
前営業日比ドル12ドル34セント安の2万5952ドル48セント、
ナスダック総合株価指数も下落して
前営業日比18.291ポイント(0.2%)安の8091.246で取引を終えました。

続落はしていますが、
下値を大きく崩す動きにはならず、
5日から再開されるカナダとのNAFTA協議の結果を
見極めたいとの様子見ムードが強いと考えられます。

貿易摩擦に続いて新興国経済に対する懸念が
強まるのがさらに大きなリスクとして
意識されています。
アルゼンチン、南アフリカなどの新興国通貨が
対ドルで大きく売られ、不安が広がっています。

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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場よりも大きく
リスクを意識した売りが広がりました。
また中国関連銘柄に大きく売りが出たことも下げ幅を広げました。

中国のPMI(購買担当者景気指数)が前月から低下
貿易摩擦の影響が懸念され、
コマツ、資生堂など中国関連銘柄に売りが広がりました。

また米国市場同様、カナダとの交渉に対する様子見
新興国の通貨不安定も市場を押し下げる要因になりました。
全面安の様子で、鉱業、パルプ、倉庫、陸運など
内需4業種以外はすべての業種が下げました。

特に不動産、情報・通信業の下げ幅が大きく
不動産は再び不安定さが浮き彫りになりました。

日経の日足は上下ヒゲを持つ陰線を形成しました。
3日連続で陰線を形成しながら
下への圧力が高まる流れになりましたが、
節目となる75日線、25日線が近づいています。

ここを抜けると次の節目になる22,000円までも
調整が進む可能性がありますが、
安値は切り上げながら持ち合いを形成しているので、
大きく下抜ける可能性の方が少ないようにみえます。

商いは節目の2兆円を回復、
東証1部の売買代金は2兆2644億円、
売買高は12億3444万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1297、
値上がりは701、変わらずは107でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

週初に「今週は内需銘柄に注目」と伝えましたが、
本日の上昇4業種をみると、
わかりやすく現れています。

少し辛口かな、と評価した不動産関連も
再び大きく売られているので、
明確な上昇材料が出るまでは、投資に慎重になりましょう。

また、貿易摩擦が中々収束しないので、
中国関連銘柄にも要注意です。
じゃ、何を買えばいいのよ?と言いたくなる状況ですが、
市場の状況がそうなので、今週はまず内需を中心として
過ごした後、トレンドの反転を待つ必要があります。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  22,580.83 -116.07(-0.51%)
NYダウ(ドル):
  25,952.48 -12.34(-0.04%)
ドル・円
  111.46 – 111.47 +0.01(0.00%)
ユーロ・円
  128.92 – 128.96 -0.01(0.00%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/topics/

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