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2018年9月6日の日経概況

2018年9月6日の東京株式市場は5営業日続落しました。
終値は前営業日比92円89銭(0.41%)安の2万2487円94銭でした。
5日続落は今年入って1月24日~31日間6日続落
以来の記録となります。
北海道の地震で大規模停電が発生、台風の影響とともに
先行き不透明感から投資家心理が悪化しました。
震災という懸念材料から考えると下げ幅は限定的で、
市場の底硬さをみせると同時に、
一時的な材料で終わる規模を持たせてくれた動きです。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】

米国市場は4営業日ぶりに反発しました。
ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発して
前営業日比ドル22ドル51セント(0.1%)高の2万5974ドル99セント、
ナスダック総合株価指数は続落して
前営業日比96.073ポイント(1.2%)安の7995.173で取引を終えました。

小幅の反発はしていますが、
前日までの動きから変わらず、様子見が続いていると
考えるのがよいでしょう。

米国とカナダの貿易協議が難航していることは
上値を抑える要因になっていますが、
材料がでた一部の銘柄に買いが集中したことが指数を押し上げました。
ナスダックはハイテク企業への規制が強くなるとの懸念から
幅のある下落となりました。

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【日本市場の動向】
日本市場は地震と台風の影響が懸念され、
前日の終値から下離れして売りが先行したスタート、
ギャップを埋めることなく、下落したまま終わりました。

北海道地震で大規模な停電につながりインフラへの不安が
投資家心理を萎縮させました。
関西空港で孤立した人がまだいるなど台風の影響も強く懸念され
買いにはつながりませんでした。

連続で自然災害が発生していることから
保険金支払いの負担が懸念される保険業の下落が最も大きく、
インバウンド関連の小売業、その他金融業も売りに押されました。
一方、復興需要に対する期待から建設業が上昇率トップ5に入っています。

日経の日足は上下ヒゲを持つ短陽線を形成しました。
4日連続の陰線にはなりませんでしたが、
ギャップあけての陽線形成なので、
下げ止まり感が強くじられる形ではありません。

ただし、節目になっている75日線と25日線に挟まれて
終わっているので、明日はこの高値と超えてトレンド転換するか、
安値を割り込んで下落するかによって方向が決まる
際どいところに来ています。

商いは節目の2兆円を2日連続で超え、
東証1部の売買代金は2兆2328億円、
売買高は12億8036万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1538、
値上がりは504、変わらずは64銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

災害の連続です。
朝起きたら驚き、北海道の友人数人にメールをしましたが、
幸いなことにみなさま無事でした。
みなさまの周りにも不幸なことはないことを祈ります。

しかし、本日の動きをみると、
日本市場の相場が底固くなっているのが伺えます。
影響度合いがまだ全部明らかになってないので、
これからもどうなるかは不明ですが、このような状態でも
3桁の下落をしなかったというのは強いと言えるでしょう。

先週末の1日丸ごとファンダメンタルセミナーではちょうど
災害時の保険会社の動きと為替市場の関係について説明しました。
同じ動きになるはずですが、
今回は急激な円高に振れてないことから
投資家は学習しているに違いないと信じたいところです。

保険業以外にインバウント関連には売りが広がりましたが、
日本の回復力から考えると、
地震の前に力強く伸びていた銘柄は短期間で戻す可能性が高いので
注目して2-3週間フォローしてもいいでしょう。
例えば<2670>ABCマートは底値圏から抜け出したばかりで、
本日は打撃も大きく受けてないようなので、
長めに取り組んでみてもよいのではないでしょうか。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  22,487.94 -92.89(-0.41%)
NYダウ(ドル):
  25,974.99 +22.51(0.08%)
ドル・円
  111.29 – 111.30 -0.16(-0.14%)
ユーロ・円
  129.44 – 129.48 +0.66(0.51%)

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