2018年10月01日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比125円72銭(0.52%)高の2万4245円76銭でした。
終値ベースで年初来高値を更新して、
1991年11月13日以来、27年ぶりの高値を記録しました。
米国株高は売りが先行しましたが、材料の出た大型個別銘柄が買われ
上昇を確保しながら先週の取引を終え、
日本株はその流れと外部環境の改善続きを背景に3桁上昇しました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は続伸しました。
ダウ工業株30種平均は続伸して
前営業日比18ドル38セント(0.1%)高の2万6458ドル31セント、
ナスダック総合株価指数も小幅に続伸して
前営業日比4.385ポイント(0.1%)高の8046.353で取引を終えました。
朝方はカナダとの貿易協定が合意の目処が立たないこと、
イタリアの財政懸念で欧州株が下げたことで
売りが先行しました。
売りが一巡すると、全体的な方向性よりは
一部の材料がでた株を中心に買いが入り
マイナス幅を消して小幅続伸で週末を迎えました。
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【日本市場の動向】
日本市場は外部環境の改善が好感され、
上げ幅を拡大しました。
先週末の米国市場はカナダとの貿易協定に関する懸念で
上値が重い場面もありましたが、
10/1に米国でNAFTAの見直しでカナダと合意したことを発表、
市場には好感モードが広がりました。
為替相場はリスク緩和が意識され円売りが加速
1ドル=113円台後半まで円安が進むことで、買いが続きました。
27年ぶりの高値を更新して高値で24,300円まで進むと
利益を固める動きが出たことで上値は限定的でしたが、
投資家心理は改善され、3桁の上昇を確保しながら終わりました。
台風の影響が懸念され空運、陸運などの
トランスポテーション関係に売りが出たほか、
SUBARUが大きく下げた自動車銘柄にも売りが広がりました。
一方、鉱業、卸売業、繊維製品には買いが入り、
証券市場の活況を受け、証券・商品先物取引業も
上昇率トップ5に入りました。
日経の日足は上下ヒゲを持つ短陽線を形成しました。
+2σを飛び出したスプラッシュまでは行きませんでしたが、
+2σを押し上げるバンドウォークは継続しました。
先週末は「24,000円に一回は捕まる流れのような形になってきたと前日は解説しましたが、
直近の高値付近での抵抗を一気に抜けて強気の相場になってきました。
9/21の形と同じ流れですが、9/21以降現れた上昇が
再び現れるかが注目ポイントです。」と解説、
そのままの流れになってきました。
これで24,000円も抵抗ではなく支えに変わり、
市場は強気に傾きました。
ここから下げてきても24,000円が支えになることが確認できれば
上に向かってのトレンドはさらに強くなります。
東証1部の売買代金は2兆4411億円、
売買高は12億1087万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は958、
値下がりは1079、変わらずは68銘柄でした。
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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
「押し目を待っていますが、中々入ってきません。」
「急激に上げすぎて買うチャンスを見逃してしまいました。
大分上げたようだけどまだいけますか?」などの質問が週末に多く寄せられました。
トレンドが強い時はこのように「押し目待ちに押し目待ち」になりがちです。
結論からいうと、押し目といっても気づかないほどの調整しか残さず、
すぐ切り替えして上昇トレンドを継続するので、
大胆な買い方をする必要があります。
つまりいまからでもいけます、ということです。
実際に戦略銘柄として掲載しているものの中には
成行で買っている銘柄も入っています。
24,300円も高値レベルタッチしてきたので、
早くも25,000円を視野に入れています。
調整は間違いなく入ってきますが、そこを「逃げの場」にするのではなく、
持たざるリスクを意識して
積極的に「入る場」にするのが良い戦略でしょう。
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【各市場の動き】
日経平均(円)
24,245.76 +125.72(0.52%)
NYダウ(ドル):
26,458.31 +18.38(0.06%)
ドル・円
113.96 – 113.97 +0.53(0.46%)
ユーロ・円
132.26 – 132.30 +0.47(0.35%)