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2018年11月6日の日経概況

2018年11月6日の東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比248円76銭(1.14%)高の2万2147円75銭でした。
明確な材料はありませんでしたが、米国ダウ指数の上昇を背景に
短期的な戻りを拾う、短期志向の資金が入ってきたと判断されます。
商いは2週間ぶりの低調さを示し、一部の銘柄に取引が集中する様子なので、
選挙後においては異なる戦略を考える必要があります。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は反発と続落、まちまちな動きになりました。
ダウ工業株30種平均は反発して
前営業日比190ドル87セント(0.8%)高の2万5461ドル70セント、
ナスダック総合株価指数は続落して
前営業日比28.143ポイント(0.4%)安の7328.851で取引を終えました。

IBMやバークシャー・ハザウェイ、シェブロンなど
好決算を発表して材料の出た個別の銘柄が
買われることでダウは反発しました。

一方、アップル、アマゾン・ドット・コムなど
主力銘柄が軒並み下落したナスダックは続落して、
方向感のない印象を与えましたが、
底値は硬いことを確認させて、中間選挙結果に対する
期待を示す結果になりました。

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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場の上昇を好感しました。
ダウが短期的な戻りを試すところ、
明確な方針を持って入ってくるよりは
短期の変動幅を取りに行く取引が中心になりました。

トヨタが堅調な業績を発表したことも市場に好感され上昇、
市場全体を引き上げる動きになりました。
前場は230円台の引けで終わりましたが、
午後に入るとさらに心理が改善、250円近い上昇幅で本日の取引を終えました。

医薬品、保険業、石油・石炭製品が上げ、
鉄鋼銘柄やトヨタを筆頭に自動車株もしっかりでした。
一方、ナスダックの下落を背景に精密機器、電気機器、機械などが下げ
建設、空運業も下げが厳しく入りました。

日経の日足は上下ひげを持つ陽線を形成しました。
実体で前日の実体を上回るギャップをあけ、
心理的な節目、22,000円台を向けた上に
終値でもキープしました。

11/02に作られた大きな陽線の中に2日間包まれ、
持ち合いの動きが続いていますが、
前日の高値と安値は切り上げたので、底固さはまだ確認されていることになります。

2週間ぶりの低調な商いを見せたので、
明日の選挙結果によっては急変する可能性があることに注意が必要です。

商いは様子見ムードがさらに強くなって低調な結果、
東証1部の売買代金は2兆3815億円、
売買高は13億4259万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1362、
値下がりは674、変わらずは75でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

今週は乱高下を含む、底値の固い展開になると
予想はしていましたが、やはり方向感のない展開は
わかりにくいものです。

商いが盛り上がらない中では材料の出た銘柄に
より取引が集中するので、値動きが増幅される側面があります。
直近ではNTTドコモやKDDIなどの携帯3社、
月間売上高の下落を発表したファーストリテイリングなど
大型・主力銘柄が乱高下しては個人投資家には勝ち目が少ないのが現状です。

その中で堅調な動きを見せているのがマザーズで、
そもそも売られすぎていたという側面から考えると
10月末に底を打つ時は個人投資家の追証による
強制売買が膨らみ、アク抜きをしたことだと推測されます。

中間選挙結果までドキドキの展開ですが、
市場が好感する結果になった場合は、
マザーズに資金シフトが一気に進む可能性もあるので、
売られすぎていて、出遅れているマザーズ銘柄にはこれから注目です。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
22,147.75 +248.76(1.14%)
NYダウ(ドル) 
25,461.70 +190.87(0.75%)
ドル・円
113.27 – 113.28 +0.09(0.07%)
ユーロ・円
129.30 – 129.35 +0.49(0.38%) 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
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