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2018年11月8日の日経概況

2018年11月8日の東京株式市場は大きく反発しました。
終値は前営業日比401円12銭(1.82%)高の2万2486円92銭でした。
米国市場が市場予想通りになった中間選挙結果を好感、
大幅に上昇したことを受け、買いが先行してスタートしました。
上昇幅が500円に迫る場面もあった後は上昇幅を縮小させましたが、
ひねりのない展開は投資家の心理を改善させました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は3日続伸しました。
ダウ工業株30種平均は3日続伸して
前営業日比545ドル29セント(2.1%)高の2万6180ドル30セント、
ナスダック総合株価指数は大きく反発して
前営業日比194.790ポイント(2.6%)高の7570.754で取引を終えました。

ダウ工業株30種平均は1カ月ぶりに2万6000ドルを回復、
ナスダック総合株価指数は10月17日以来の高値です。

政局の状況を好感したよいうより、
民主党が下院で過半を奪回、共和党が上院の過半を維持した
ねじれ議会が市場予想の通りだということが評価されました。

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【日本市場の動向】

日本市場は中間選挙結果が予想通りになったとの
見方で米国市場が大きく上昇したことを受け、
大きく買いが先行してスタートしました。

上げ幅は一時500円に迫り、強気相場が戻るとの期待が守られましたが、
節目の22,500円を超えると新規材料の乏しさが先行して
上昇幅を縮めました。

また、22,500円の節目は戻ってきた株価に合わせで
戻り待ちの売りが出やすい位置だったので、
その要因も上値を縮める要因になりました。

石炭・石油、鉱業、水産・農林業などがあげ、
自動車、ゴム製品、電気機器は売りに押されました。

日経の日足は長い上ひげを持つ短陰線を形成しました。
実体が前日の実体から離れているギャップを形成して
上に向かっての動きを強めました。

ただ、日足全体が25日線,200日線に支えられ、
75日線に押される板挟みの状態で、
まだ上昇への回復だと判断するのは早いと言えます。

10/17,10/18にも75日線を突破するように見えて、
その後下げを強めた経緯があるので、
75日線を抜けた日足とその日足の高値をさらに超えてきたことを確認したいところです。

全面高の様子で全体の8割強が上昇でした。
東証1部の売買代金は2兆7261億円、
売買高は15億3779万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1733、
値下がりは324、変わらずは54でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

前日は為替の動きに注目して大型株に関心を向けるのが
一つの戦略だと解説しました。
本日は米国市場の上昇を素直に引き継ぎ、
テクニカル的な面でいくつかかのポイントをすぎました。

200日線、25日線を一気に超えてきましたが、
上は75日線、週足では13週線、26週線もふさがり
戻りを邪魔する要因はいくつもあります。
米国市場が上昇への回復トレンドを継続し、
FOMCでも12月の利上げを示唆するような内容になる場合は、
ドル・円が114円を目指す動きも想定できるので
本日自動車が下げたといっても主力・大型銘柄には
継続して注目する価値があります。

短期的には電気機器が押され気味なので、
短期の反発狙いで考えてみるのもいいでしょう。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
22,486.92 +401.12(1.82%)
NYダウ(ドル) 
26,180.30 +545.29(2.12%)
ドル・円
113.68 – 113.69 +0.62(0.54%)
ユーロ・円
129.86 – 129.90 +0.37(0.28%) 

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