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2019年3月5日の日経概況

2019年3月5日の東京株式市場は反落しました。
終値は前営業日比95円76銭(0.44%)安の2万1726円28銭で終えました。
米国市場は過熱感が目立っていたところで利益確定に押され、
日本市場はその流れを引き継ぎました。
下げ幅を縮小させながら引けたことは日本市場が強さを保っているということなので
押し目を形成することを確認すると積極性を発揮してもいい場面ではないでしょうか。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は反落しました。
ダウ工業株30種平均は反落して、
前営業日比206ドル67セント(0.8%)安の2万5819ドル65セント、
ナスダック総合株価指数も反落して
前営業日比17.786ポイント(0.2%)安の7577.567で取引を終えました。

朝方は米中が貿易協議で関税を引き下げる議論を
しているとの報道を材料にあげましたが、
先週から貿易摩擦の緩和ムードを反映して
強力なリード材料には至らず、利益確定に押されました。

直近の過熱感を解消する調整なので、
まだ慌てるほどの動きではありません。

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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場の動きを反映して
売りが先行してスタートしました。
中国関連銘柄に過熱感を解消する利益確定の売りが出たことに加え、
大きな下げの半値戻しを達成してからの
売りも出て、活況は一回鎮静の動きに入りました。

銀行、水産・農林業以外の業種はすべてマイナスで、
ゴム製品、自動車関連、鉄鋼、機械など
景気敏感・中国関連銘柄に売りが出ました。

商いは再び縮小して
東証1部の売買代金は2兆252億円、
売買高は11億642万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1382、
値上がりは663、変わらずは87銘柄でした。

日経の日足は前日の終値から下放れしてスタート、
終値では戻す短陽線を形成しましたが、
上下ヒゲが長く、迷いの強い相場になったことを示しました。

このまま下がるというよりは一回支えられる位置で、
2018年10月の高値から12月の安値までの下落幅の
半値戻しを達成してから、本日の実体がちょうどその線に乗っています。

調整に入っていく場合は3/1の終値に接近して
ギャップを埋めてから支えられ、反転するかを確認します。

見方は前日から変更なく、
「短期の利益確定が出やすいタイミングですが、
外部環境の悪化は見られないので、
次の飛躍のためにはむしろよい動きになってくれるでしょう。」と考えています。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
日本の市場は前日の想定した通りの動きになりました。
“節目に近づくと同時に、大きな下落幅に対する半値戻しを達成したとの
目に見える成果があった分、利益を固める売りが一回でることは
念頭に入れてください。”と解説、
ほぼそのままになったので、慌てることはないでしょう。

米国市場の下げ幅から考えて、午後は下げ幅を縮小したことを考慮すると
日本市場はむしろ強いと言えます。
大きく切り下げる要因は見当たらないので、
押し目を作る場合は、買いのチャンスと考えて
積極的になってください。

ただし、前日も伝えた通り、21,000円までの調整も視野に入れる必要があるので
しっかり押し目を作るのを確認、トレンドが転換することを
確認して買っていくようにしましょう。

明日の午後から木曜日にかけては
SQ清算、雇用統計にむかってボラティリティーのある動きが想定されるので、
やはり慌てずに淡々とこなしていきましょう。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
21,726.28 -95.76(-0.44%)
ドル・円
111.92 – 111.93 +0.02(0.01%)
ユーロ・円
126.71 – 126.75 -0.38(-0.29%) 
NYダウ(ドル) 
25,819.65 -206.67(-0.79%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/topics/

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