2019年4月15日の東京株式市場は3日続伸しました。
終値は前営業日比298円55銭(1.37%)高の2万2169円11銭で終えました。
先週末に年初来高値を更新した後、4ヶ月ぶりに22,000円を回復しました。
米国市場で金融銘柄が大きく物色され、日本にも買いが波及しました。
先週末も大きく上昇しており、短期的な過熱感を出していますが、
想定の範囲内なので、慌てずに対処、買い目線を続けます。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は大幅に反発しました。
ダウ工業株30種平均は大幅に反発して、
前営業日比269ドル25セント(1.0%)高の2万6412ドル30セント、
ナスダック総合株価指数も反発して
前営業日比36.805ポイント(0.5%)高の7984.164で取引を終えました。
国内外の材料が後押し、上昇が強くなりました。
本格化する決算発表では長期金利下落による
利ざや縮小で業績への影響が懸念された
JPモルガン・チェースの業績が予想を上回る結果になり
大きく買われました。
その他金融銘柄にも買いが入り、
中国の貿易統計が予想を上回ったことも相場を浮上させました。
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【日本市場の動向】
日本市場は先週末まで順調に続伸していた動きに
週末の間に起きた米国の好調な動きが加わり
大きく買いが先行してスタートしました。
米国市場で金融銘柄が物色されたことをうけ、
金融関連銘柄に買いが集まると同時に
好調な中国の経済指標が好感され
上げ幅を縮小させることなく強気を維持しながら上昇で締めくくりました。
東証1部の売買代金は2兆3924億円、
売買高は12億2562万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1910で全体の89%、
値下がりは190、変わらずは41銘柄でした。
日経の日足は上下下ひげを持つ陽線を形成、
前日の終値から大きく上放れしてスタート、
そのまま上昇するギャップを形成しました。
2日連続のギャップ明けで、過熱感が懸念されるところですが、
ボリンジャーバンドの+2σを外に飛び出して、
スプラッシュに入りました。
22,000円という数字も一気に突破したことで
投資家の心理は強気に傾きやすくなっています。
明日は本日の高値を超えてスプラッシュに入るかが注目されます。
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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
先週末の戦略が大体当てはまるような動きになってくれました。
「後半にはいって輸出関連銘柄が活気つきましたが、
来週の中盤には短期的な調整に入るタイミングなので、
半分は利益確定をして、固くとって行く戦略が必要です。」
本日は大きく動きだして明日まで小幅の上昇を見せるか、
停滞するようだと、水曜日以降調整に入ります。
当然出る動きなので、落ちついて対処しましょう。
また「その他、本日動きが活発になった金融系は上下激しい動きが予想されるので
超短期志向の方には注目してみる価値があります。」
金融関連銘柄が本日、大きく注目されました。
米国でゴールドマンサックスなどにも業績期待への買いが入っているので、
引き続き注目してみる価値はあります。
壁になりやすい22,000円を軽く超えたので、
ここから反転しても、22,000円が支えに変わることが確認できれば
日経は強い上昇トレンドを継続していくことが予想されます。
空売りは天井をつけてから考えても遅くないので
あせらずにゆったり構えていきましょう。
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【各市場の動き】
日経平均(円)
22,169.11 +298.55(1.37%)
ドル・円
111.95 – 111.96 +0.10(0.08%)
ユーロ・円
126.65 – 126.69 +0.39(0.30%)
NYダウ(ドル)
26,412.30 +269.25(1.02%)
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