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2019年5月28日の日経概況

2019年5月28日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比77円56銭(0.37%)高の2万1260円14銭で終えました。
米国市場はメモリアルデーの休日で休場、
欧州市場の堅調な動きを反映して日経も買いが先行してスタートしました。
中国市場の堅調な動きや円高の一服を材料に買いが進みましたが、
積極的に上値を追っていく動きまでには至りませんでした。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】
米国市場はメモリアルデーの祝日で、全市場が休場でした。

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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場が休場で材料不足の中、
欧州市場の動きを参考に買いが進みました。
ドイツのDAX、フランス市場などが上昇、

中国市場も堅調な動きを見せることで
上昇幅は100円を超える場面までありましたが、
上値を積極的に追い上げる動きは見られませんでした。

限られた商いの中で、米中の貿易摩擦が
不透明感を増していることから買い安心感はまだ
広がりにくいのが現状です。

強く押されていた半導体関連に買いが入り、
電気機器、自動車、機械など景気敏感銘柄に
リバウンド狙いの買いが入りました。

米MSCIの定例の指数構成銘柄の見直しで商いは引けにかけて
大幅に増加、3兆円近くに膨らみました。
東証1部の売買代金は概算で2兆9130億円、
売買高は17億1962万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1012、
値下がりは1040、変わらずは89でした。

日経の日足は上下ひげを持つ陽線を形成しました。
前日と同様な形をしていますが、実体が大きく、
高値と安値をしっかり切り上げて、
前日解説した通り、一旦テクニカル的な下落は抜け出す形になり
5/14から5/24の安値にかけて切り上げが現れ、
75日線に戻る動力が確保できた流れです。

その後、75日線を上に抜けてくれるかが確認ポイントです。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
終値ベースでは3日連続始値を上回る陽線を形成していますが、
まだ上昇は2日だけ、
5月の動きをみると、5月7日から14日まで一貫して下げてから
ようやく安値を切り上げた動きが一回現れたところです。

まだ3日続伸というのがないのと、
5月7日から14日までの下げ幅に対して半分も戻してないことからも
5月はさえない動きになっているのがわかります。

先週末から予告している通り、
景気敏感業種への短期的なリバウンドが続いているので、
5/20の高値を早急に上に抜かないと
再び下落基調に反転する可能性は常に持ち歩いている状況です。

内需系では食料品が短期的な調整から早くも下げ止まりの様子なので注目、
一回下げ止まったかのように見えたドル・円レートは
再び下げる(円高)方に振れる可能性があるので、
本日注目された自動車関連には注意が必要です。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
21,260.14 +77.56(0.37%)
ドル・円
109.43 – 109.44 -0.14(-0.12%)
ユーロ・円
122.32 – 122.36 -0.36(-0.29%) 
NYダウ(ドル) 
25,585.69 +95.22(0.37%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/topics/

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