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2019年7月23日の日経概況

2019年7月23日の東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比204円09銭(0.95%)高の2万1620円88銭で終えました。
ファーウェイへのIT製品販売を許可するような発言が出たことを材料に
半導体関連、ハイテク関連が市場を牽引しました。
米国市場の上値を抑えたイラン情勢など地政学リスクの高まりも
本日は円安の進行で大きな影響を与えられませんでした。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】
米国市場は小幅に反発しました。
ダウ工業株30種平均は小幅に反発して、
前営業日比17ドル70セント(0.1%)高の2万7171ドル90セント、
ナスダック総合株価指数も反発して
前営業日比57.648ポイント(0.7%)高の8204.137で取引を終えました。

決算発表が本格化する中、業績の上振れを期待した
銘柄への買いが入ることで、小幅上昇までたどり着きましたが、
基本的には様子見の相場でした。

上昇幅を縮小させたのは継続して意識されている
地政学リスクで、イランと緊張が後退されてないことは
投資家心理を積極的に傾かせることができませんでした。

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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場の上昇と円安傾向の進行を受け、
買いが先行してスタートしました。
米国からファーウェイへの制裁が緩和されるような
発言が報道されると、投資家心理はさらに改善、
上昇幅を拡大しました。

ファーウェイへ関連と業績改善の期待から
ハイテク関連が米国市場で買われたことを材料に
ハイテク関連、半導体関連などに買いが広がりました。

電気機器、精密機器、情報・通信などの
ハイテク部門が上昇、
一方、銀行、証券などの金融関連が弱い動きになりました。

商いは3営業日続けて2兆円を下回りました。
東証1部の売買代金は概算で1兆6553億円、
売買高は9億1951万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1640、
値下がりは422、変わらずは88でした。

日経の日足は上下ヒゲを持つ陽線を形成しました。
上値を抑えていた25日線と75日線を飛び越え、
200日線も一気に実体レベルで抜けてきました。

7/16までの高値圏持ち合いの中に入ってきたので、
このボックスを上に抜けて上昇トレンドに入るかが注目されます。
ただし、21,700円付近では強力な抵抗が存在するので、
短期の利益確定を狙うなら、この価格付近まで進んだところで
利益を固めておくのもよいでしょう。

明日以降は21,700円の突破がみられるかが注目ポイントですが、
同時に決算発表も本格化します。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

直近の15営業日の中で売買代金が2兆円を超えたのは
だったの1営業日で、本日も3日連続で節目の2兆円を割り込みました。
低調な商いの中、本日の上昇は今月12日以来の高値となる
健闘ぶりを演出しました。

好調なようで積極的になれない投資家心理が見えますが、
テクニカル的な節目を突破して、
流れが改善してきたので、明日から本格化する決算が
好調な結果になる場合は、さらに上げ幅を伸ばしながら
商いが後からついていく流れも想定できます。

長らく苦しんだ半導体関連・素材関連には
これから仕込みを入れておくタイミングに来ていると言えます。
もちろん短期の利益確定は期待しない方がよいでしょう。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
21,620.88 +204.09(0.95%)
ドル・円
108.11 – 108.12 +0.25(0.23%)
ユーロ・円
120.93 – 120.98 -0.08(-0.06%) 
NYダウ(ドル)
27,171.90 +17.70(0.06%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/topics/

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