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2019年12月5日の日経概況

2019年12月5日の東京株式市場は3日ぶりに反発しました。
終値は前営業日比164円86銭(0.71%)高の2万3300円09銭でした。
3日間661ドルを下げてきた米国市場にポジティブ材料が出たことや
自律反発が加わって上昇、日本市場も上昇の勢いを引き継ぎました。
国内は経済対策関連の銘柄を中心に物色されたので、
上値を追って買っていく動きは見られず、限定的な上昇となりました。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は4営業日ぶりに反発しました。
ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発して、
前営業日比146ドル97セント(0.5%)高の2万7649ドル78セント、
ナスダック総合株価指数も反発して
前営業日比46.029ポイント(0.5%)高の8566.672で取引を終えました。

米中貿易関連で悪材料が出たことで、直近の3日間
661ドルを下げてきたことから、
安値を拾う押し目買いが入りました。

中国関連で「合意が近づいている」と報じられたことも
上昇の要因となりましたが、
高値ではテクニカル的な節目にぶつかり、
抵抗にあって下がってきました。

明日以降、抵抗で下げることも予想されますが、
貿易摩擦合意への期待感が根強く、市場を支えています。
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【日本市場の動向】

日本市場は前日の米国市場が4営業日ぶりに反発したことや
国内の大型経済対策への期待から
大きく買い先行してスタートしました。

上げ幅を220円まで伸ばした後は
明日予定されている米国の雇用統計など
主要イベントに備えて、利益を確定する売りが出たことで
上値は限定的な範囲で引けました。

インフラ 関連の経済対策への期待から
鉄鋼、ガラス、金属製品などの素材系が物色され、
水産、陸運業、食料品などの内需系に売りが出ました。

商いは2日連続で節目の2兆円を突破しましたが
前日よりは減少しました。
東証1部の売買代金は概算で2兆375億円、
売買高は11億5389万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1275、
値下がりは784、変わらずは98銘柄でした。

日経の日足は長い上びげをもつ短陽線を形成しました。
陽線ではありますが、実体がほとんどなく、
上髭が長いことから、迷いが続いていることがわかります。

前日より上放れしてスタート、ギャップを形成、
安値では25日線を割った場面もありましたが、
終値ではしっかり上に乗せてひけることで
11/21からは安値の切り上げを形成したことになります。

前日は「底値は固く推移したと言えますが、
節目にあたる23,000円をキープするのかが確認のポイントになります。」と解説、
23,000をキープしたので、
短い調整を挟んだ上昇継続になりますが、
23,500円で跳ね返されると、ボックスの相場入りになるでしょう。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

「再選に向けて15日の前に劇的に合意に漕ぎ着け
支持率を上げるというのがトランプ氏の作戦だとは思いますが、」
前日の解説ではこのように書いていますが、
早速そのような動きが見られました。

実際の米国内のマスコミでも「再選に向けて中国との
合意を進めていくでしょう」のような
内容が観測として流れていました。

15日まではまだ日数があるので、その間にも
いくつかの演出措置を仕掛けては戻すことができますので、
ここからは日々のニュースにあまり動じず、
一歩引いて観望するのがトレード上でも、精神上でもよいでしょう。

面白い動きをするのはマザーズ、本日も一人だけ下げたことになりましたが、
底値が硬いのが確認できる動きなので、
切り返す時はむしろチャンスになれるので、
緊張を緩めず観察しましょう。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
23,300.09 +164.86(0.71%)
ドル・円
108.87 – 108.88 +0.40(0.36%)
ユーロ・円
120.78 – 120.82 +0.63(0.52%)
ユーロ・ドル
1.1094 – 1.1097 +0.0017(0.15%)
NYダウ工業株30種(ドル)
27,649.78 +146.97(0.53%)
S&P500種
3,112.76 +19.56(0.63%)
ナスダック
8,566.672 +46.029(0.54%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

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