2020年2月6日の東京株式市場は大幅に続伸しました。
終値は前営業日比554円03銭（2.38%）高の2万3873円59銭でした。
新型肺炎の治療薬関連報道で米国市場が大きく続伸、
ナスダック、S&P500指数が史上最高値を更新しました。
日本市場は米国の上昇基調を引き継いだ上に、
トヨタの業績予想上方修正などが後押しして500円を超える上昇となりました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は続伸しました。
ダウ工業株30種平均は大幅に続伸して、
前営業日比483ドル22セント（1.7%）高の2万9290ドル85セント、
ナスダック総合株価指数も続伸して
前営業日比40.709ポイント（0.4%）高の9508.683で取引を終えました。
S&P500種株価指数は37.10ポイント高の3334.69で終えて、
ナスダック指数と共に史上最高値を更新しました。
中国の浙江大学から新型肺炎に効果的な治療薬を発見されたとの
ロイター通信の報道を受けて、投資家心理が大幅に改善しました。
ADPの1月全米雇用リポートでも
非農業部門の雇用者数が市場予想を超える伸びとなったことも
市場を押し上げました。
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【日本市場の動向】
日本市場は外部環境の改善が続いたことで
節目となる価格帯まで一気に戻しました。
米国市場が大きく上昇、2指数が史上最高値を更新した
流れを引き継ぎ買いが先行してスタート、
2カ月ぶりの大きな上昇幅を記録しました。
新型肺炎に対する懸念が軽減するニュースに加えて、
貿易摩擦関連では中国政府が米国からの輸入品の
一部に対する関税率を引き下げると発表したことも
市場を押し上げました。
上昇幅は675円を超える場面もありましたが、
節目の24,000円に近づくと
早速利益確定を急ぐ動きが出たことで
500円台の上昇幅で取引を終えました。
33業種がすべて上昇、
特にトヨタが20年3月期の純利益予想を上方修正すると
自動車を始め、精密機器、機械などの
輸出関連銘柄が活気つきました。
東証1部全体の85%が上昇する全面高の様子で
商いも大盛り上がり、3兆円を超えました。
東証1部の売買代金は概算で3兆510億円、
売買高は16億5442万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1838、
値下がりは271銘柄、変わらずは50銘柄でした。
日経の日足は上ひげの方が長い陽線を形成しました。
前日の終値から上放れしてスタート、
陰線で終わった前日の動きから、中陽線を形成しました。
高値では24,000円に接近する動きがみられ、
節目を前にして抵抗にあった結果
上髭を残しながら戻して終わりました。
始値の時点で雲の上抜きを達成したことで、
今週の動きから考えると先行スパン2で支えられ、
上昇トレンドに戻ったことになります。
これで12月から3度目の24,000円ブレイクに挑戦しますが、
明日は週末であるため、利益確定の売りが午前中出た後、
どれだけ資金の再投資が行われるかが焦点となります。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
変動性の高い相場が続いています。
先週末から週初めは絶望的な雰囲気が流れていましたが、
なにかと希望が見えてきたという反応が多く見られます。
今週の市場を揺さぶったのは何といっても新型肺炎ですが、
本日の動きはまさに強気傾斜、
新型肺炎の問題は本当にあったの？というほどの勢いで
中国当局が交通規制を発表する前の水準まで戻りました。
明日は雇用統計が控えていることから様子見になりがちですが、
前日の上昇要因にはADP雇用レポートによる雇用増が入っています。
本日の米国市場がよほど悪い姿を見せず、
明日の雇用統計も好調な結果になる場合は
さらに強気をみせて念願の24,000突破に向かう可能性もあるでしょう。
短期的な過熱感は出ているところなので、
朝方の利益確定の後、
午後に節目の24,000円を超えてくるかが注目のポイントです。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
23,873.59 ＋554.03(2.38%)
ドル・円
109.94 – 109.95 ＋0.61(0.55%)
ユーロ・円
120.92 – 120.93 ＋0.26(0.21%)
ユーロ・ドル
1.0999 – 1.1002 －0.0037(－0.33%)
NYダウ工業株30種（ドル）
29,290.85 ＋483.22(1.67%)
S&P500種
3,334.69 ＋37.10(1.12%)
ナスダック
9,508.683 ＋40.709(0.42%)
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