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2020年2月12日の日経概況

2020年2月12日の東京株式市場は3営業日ぶりに反発しました。
終値は前営業日比175円23銭(0.74%)高の2万3861円21銭でした。
米国市場が上昇の下落、方向感のない展開になりましたが、
日本市場が材料の出た大型を中心に3桁の上昇を見せました。
上昇はしたものの、6割の銘柄が下落した不安定な市場の流れ、
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は方向感ない展開になりました。
ダウ工業株30種平均は下落して、
前営業日比0ドル48セント安の2万9276ドル34セント、
ナスダック総合株価指数は上昇して
前営業日比10.553ポイント(0.1%)高の9638.942で取引を終えました。

ナスダック総合株価指数は小幅ではありますが、
再び史上最高値を更新しました。
新型肺炎の感染者数の増加がピークアウトする可能性について
報道されたことが投資家心理を好転させました。

130ドル超まで上昇する場面がありましたが、
FRBパウエル議長の議会証言で追加の金融緩和が
言及されなかったことで短期の利益確定が出ました。
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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場が方向感のない展開になる中、
材料の出た銘柄を中心に買いが進みました。
TモバイルUSとスプリントとの合併を認める判断を
米国の連邦地裁が下した結果、
ソフトバンクグループが大きく上昇しました。

前日の米国市場で半導体関連銘柄が買われたことを受け、
日本市場でもアドテスト、東京エレクトロン、
京セラなどの半導体銘柄が買われました。

180円の上昇幅まで進みましたが、
新型肺炎への懸念は根強く、
上値を積極的に追う動きは見られませんでした。

商いは2兆円超える活況ぶりが続きました。
東証1部の売買代金は概算で2兆6061億円、
売買高は13億9577万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は796、
値下がりは1275、変わらずは88銘柄だった。でした。

日経の日足は長めの下ひげを持つ陽線を形成しました。
2/6の陽線に包まれる流れで、
直近の4営業日は高値圏で持ち合う、
下値は固いという流れを形成しています。

前日の安値では25日移動平均線に支えられるのが明確で
このままの勢いだと24,000円の挑戦が
短期間で現れる可能性が高まりました。

逆に25日線を下に抜けると、
下への圧力が強まるので注意が必要です。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

本日は値嵩株の主要銘柄、材料の出た銘柄を
中心に買われる相場でした。
それを表すのが規模別の指数です。

大型は+2.21で+0.14%の上昇になった一方、
中型が-0.34%、小型が-0.21%の下落でした。
決算が揃ってない中で、久しぶりに出た
大型株の話題(ソフトバンク)が市場を牽引しましたが、
個人がかかわりやすい部門までは資金が回ってきていません。

一方、マザーズは1.38%の上昇で、
指数の中では最も大きく動き出しました。
暴落した底値圏を抜け出したばかりの動きなので、
安心はできませんが、資金が新興市場の割安さに着目して
流れる可能性が出てきたので、当分はこちらを物色してみるのもいいでしょう。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
23,861.21     +175.23(0.74%)
ドル・円
110.04 – 110.05  +0.24(0.21%)
ユーロ・円
120.18 – 120.19   -0.01(0.00%)
ユーロ・ドル
1.0919 – 1.0922   -0.0027(-0.24%)
NYダウ工業株30種(ドル)
29,276.34      -0.48(0.00%)
S&P500種
3,357.75       +5.66(0.16%)
ナスダック
9,638.942       +10.553(0.10%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
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