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2020年4月28日の日経概況

2020年4月28日の東京株式市場は小幅に反落しました。
終値は前営業日比12円03銭(0.06%)安の1万9771円19銭でした。
米国市場は経済活動が再開され始まったことを背景に上昇、
日本市場は休み前日と休み明けのイベント消化をみすえての
様子見相場になりました。
休み明けの投資戦略を含めて、
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】

米国市場は続伸しました。
ダウ工業株30種平均は4日続伸して、
前営業日比358ドル51セント(1.5%)高の2万4133ドル78セント、
ナスダック総合株価指数も上昇して
前営業日比95.64ポイント(1.1%)高の8730.16で取引を終えました。

複数の州で新型コロナの感染ペースが
鈍化し、段階的に経済活動が再開され始まったことを背景に
投資家心理が期待に傾きました。

追加の経済対策に続いて、
追加の金融緩和に対しても期待がかかり
上昇幅を広げましたが、
上値では利益を確定する動きで
上昇幅を小幅縮小しながら終わりました。

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【日本市場の動向】

日本市場は様子見に終始しました。
前日は500円を超える大幅な上昇で
早くも利益確定を確定する動きが優勢でした。

一方、日銀の金融緩和に続いて、
FRBの追加金融緩和に対しても期待がかかり、
下値では押し目を拾う買いが入り、
下げ幅も限定的で、前日の終値を挟んでの動きでした。

ゴム製品、空運業、サービス業が買われ、
市場の回復に伴い、証券業界も活気づきました。
一方、化学、非鉄金属、繊維製品など
素材系の一部が売られ、
食料品、不動産業などの内需系も抑えられました。

日経の日足は上下ひげと
薄い実体を持つ十字架を形成しました。
迷いが生じている形ですが、
前日の高値と安値は切り上げているので
テクニカル上の形としては上昇です。

直近の1ヵ月半で作成されている
三角持ち合いの上は20,000円付近に位置しているので
もう一度抵抗に会う可能性もあります。

テクニカル上では悪化するような流れになってないので、
上昇にのっている銘柄は
しばらく保持して良いでしょう。

東証1部の売買代金は概算で2兆1141億円、
売買高は12億3355万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は757、
値上がりは1330、変わらずは83銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

休日を前にして日本市場は
申し分のないくらい、様子見の相場でした。
相場の動きはすでにコロナの後を
見据えての動きになっているような雰囲気さえあります。

休み明けに消化するイベントを考えると、
ここでリスクを持ち越したくはないと言う
心境も充分わかります。
まず30日は28から29日にわたって行われるFOMCを
消化することになります。

加えて、村田製作所、東京エレクトロン、日本電産、デンソーなど
注目度の高い企業の決算発表が予定されています。
米国では最近最もホットなギリアド・サイエンシズを始め
アップル、アマゾン・ドットコムなどの
市場を動かせる銘柄の決算がオンパレードなので
神経質な動きを挟む様子見が続きそうです。

当分の投資戦略は
「マザーズ指数が相変わらず強いことから、
個人の物色は続いているので、
巣ごもり関連銘柄、5G関連に引き続き注目したい」から
変更なしとします。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
19,771.19 -12.03(-0.06%)
ドル・円
107.04 – 107.05 -0.18(-0.16%)
ユーロ・円
116.09 – 116.11 -0.15(-0.12%)
ユーロ・ドル
1.0844 – 1.0846 +0.0003(0.02%)
NYダウ工業株30種(ドル)
24,133.78 +358.51(1.50%)
S&P500種
2,878.48 +41.74(1.47%)
ナスダック
8,730.164 +95.644(1.10%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
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