2020年5月26日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比529円52銭(2.55%)高の2万1271円17銭でした。
米国市場はメモリアルデイで休場、
日本市場は緊急事態宣言の全面的な解除、米国バイオ企業が
新型コロナウイルスのワクチン候補で
人体治験を開始することが発表されたことを材料に、2万1,000円台を回復しました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】
米国市場は休場でした。
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【日本市場の動向】
日本市場はプラス材料が重なって
大幅な上昇を続けました。
緊急事態宣言が全面的に解除されたことに加えて、
米国ではバイオ企業が新型コロナウイルスの
ワクチン候補で人体治験を開始することが発表され、
市場をさらに押し上げました。
上昇幅は580円に達する場面もありましたが、
節目の21,000円を超えたことで利益確定がでて
上値を縮小させながら引けました。
前日の32業種に続いて本日は33全業種が上昇、
前日から脚光を浴びている
空運、陸運が継続して買われ、海運、自動車など
景気敏感・輸出関連業種にも買いが広がりました。
日経の日足は上ヒゲを持つ中陽線を形成しました。
実体が前日の終値がら上離れ、
上向きのギャップを2日連続で形成しました。
前日より上昇トレンド継続のフェーズ入り、
本日も継続して、ボリンジャーバンドの+2σを
終値で超えました。
明日も+2σの外にいる場合は、
スプラッシュ入りで上昇トレンドは強くなります。
このまま上昇する場合は2万1656円に
200日移動平均線が位置して、
抵抗になることが予想されます。
上昇するときに当然現れることですので、
あまり深刻に捉えることはないでしょう。
商いは4営業日ぶりに2兆円を回復、
東証1部の売買代金は概算で2兆5326億円、
売買高は14億7246万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1734、
値下がりは384、変わらずは52銘柄でした。
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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
久しぶりに2万1000円を上回ってきました。
チャートを確認すると3月5日以来、
ほぼ2カ月半ぶりの高値、
先週まではスッキリしない強さでしたが、
今週に入っては心理的な期待と
新型コロナウィルス関連のポジティブなニュース、
国内外で上昇の基盤が整ってきたことが
市場を押し上げる「明瞭」な強さです。
市場別・規模別では
マザーズがいよいよ利益確定、
小型・中型より大型が高い上昇率を記録したので、
前日の戦略が早くも有効に働き始めました。
「線略もマザーズ、小型に注目しつつ
今後の上昇をリードするような
堅調な業績の大型を物色する方に軸足を移しましょう。」
戦略の基調は変更することないので、
物色を続けてください。
大型の中で、アドバンテスト、信越化学など
半導体関連は押し目を跳ね返してきたので、
注目してみる価値はあるでしょう。
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【各市場の動き】
日経平均(円)
21,271.17 +529.52(2.55%)
ドル・円
107.76 – 107.77 +0.02(0.01%)
ユーロ・円
118.18 – 118.20 +1.00(0.85%)
ユーロ・ドル
1.0966 – 1.0968 +0.0090(0.82%)
NYダウ工業株30種(ドル)
24,465.16 -8.96(-0.03%)
S&P500種
2,955.45 +6.94(0.23%)
ナスダック
9,324.587 +39.706(0.42%)
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